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パフォーマンス・ハイライト

2011年から2015年の決算ハイライト(グラフ)

売上高(売上収益)、海外売上比率:売上収益は前期比0.2%の減収で、為替影響を除くと3%の減収となりました。為替影響により、海外売上比率は39.6%と前期比1.8ポイント増加しました。

営業利益、営業利益率:携帯電話の採算性改善やシステムインテグレーションの増収効果があったほか、2014年3月期にはLSIや携帯電話などで事業構造改善費用の計上があり、前期比で0.7ポイント改善しました。

当期純利益(損失)(親会社所有者帰属当期利益):営業利益の増加に加え、円安に伴う金融損益等の改善などにより年初計画(1,250億円)を上回る前期比268億円の増益を達成しました。

フリー・キャッシュ・フロー:過去最高の当期利益1,400億円が積み上がったことに加え、前期に比べ構造改革に伴うキャッシュアウトが減少し、前期比320億円の収入増となりました。

自己資本(親会社所有者帰属持分)、自己資本比率(親会社所有者帰属持分比率):当期利益の計上に加え、年金資産の運用が好調であったことにより、従業員の退職給付に係る積立状況が改善し、24.2%に回復しました。

研究開発費、売上高研究開発費比率:テクノロジーソリューション、ユビキタスソリューション、デバイスソリューションでそれぞれ減少したことにより、全体としては8.9%効率化しました。

設備投資額:国内外のデータセンターを拡充したほか、LSIの製造設備投資が増加しました。

1株当たり配当金:中間配当・期末配当ともに1株当たり4円とし、年間配当は1株当たり8円としました。前期は中間配当を無配としていましたので、前期から4円増額しました。

ESG(環境、社会、ガバナンス)情報(グラフ)

環境会計(費用と経済効果の推移):2015年3月期の集計の結果、費用が515億円(前期比
+13.0%)、経済効果が862億円(前期比+10.0%)と費用、経済効果ともに増加となりました。

期末従業員数と平均年齢(単体):2015年3月期末の従業員数は25,627名(前期末比+11名)、平均年齢は43.3歳(前期末比+0.4歳)となりました。

所有者別持株比率の状況:所有者別持株比率は、前期末比で外国人が0.98%増加し、個人・その他が1.79%減少しました。

温室効果ガスの総排出量推移(グループ全体、グローバル):2015年3月期末にグローバルで温室効果ガスの総排出量を1991年3月期末比33.1%削減し、目標の20%を超えた削減量を達成しました。

女性幹部社員比率(単体):2021年3月期に女性社員比率20%、新任女性幹部社員比率20%の達成を目指し、女性社員を対象とした選抜研修などの取り組みを進めています。

社外取締役比率(単体):社外取締役を積極的に任用することにより、監督機能を強化しています。2015年3月期末は、取締役11名中4名が社外取締役でした。

2015年3月期決算のポイント

POINT1 営業利益POINT1 営業利益

携帯電話の採算性改善やシステムインテグレーションの増収効果があったほか、2014年3月期にLSIや携帯電話などで構造改革に係る一時費用の計上があり、前期比で増益になりました。しかし、年初計画は、減収影響に加え、米ドルに対するユーロ安の進行に伴う、欧州拠点におけるパソコンの部材コスト上昇などの影響を受け、下回りました。

POINT2 当期純利益(損失)POINT2 当期純利益(損失)

年初計画の1,250億円を上回りました。営業利益の増益に加え、円安に伴う為替損益の改善などにより金融損益などが増益になったほか、税負担が想定より少なかったことによります。

POINT3 自己資本率POINT3 自己資本率

従業員の退職給付に係る積立不足額をバランスシートに計上したことにより、前期末には20%を切る水準まで低下しましたが、当期末には24.2%まで回復しました。当期利益の計上に加え、年金資産の運用が好調であったことにより、従業員の退職給付に係る積立状況が改善したことによります。

POINT4 配当金POINT4 配当金

2015年3月期の営業利益および当期利益は前期比で増益となりました。しかしながら、親会社の所有者に帰属する持分(自己資本)は、従業員の退職給付に係る積立不足額をバランスシートに計上する前の水準には届いておらず回復途上にあります。また、2016年3月期の業績予想は、米ドルに対しユーロ安が急速に進行した影響を受け一部の欧州拠点の業績が悪化するほか、ビジネスモデルの変革を加速させるための戦略投資も見込んでいることから2015年3月期に比べ減益となる見込みです。
このような状況を踏まえ、2015年3月期の期末配当は2015年1月公表のとおり1株当たり4円としました。2015年3月期の年間配当は、中間配当を4円としましたので、期末配当と合わせて、1株当たり8円としました。

財務情報時系列

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富士通株式会社および連結子会社
(注)2015年3月期より国際会計基準(以下、IFRS)を適用しています。また2014年3月期の数値については、日本基準とIFRSの双方に基づく数値を記載しています。

財務情報

(百万円)
3月31日に終了した
会計年度
2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2014年
(IFRS)
2015年
(IFRS)
売上高(売上収益)売上高(売上収益)のグラフ ¥4,791,416 ¥5,100,163 ¥5,330,865 ¥4,692,991 ¥4,679,519 ¥4,528,405 ¥4,467,574 ¥4,381,728 ¥4,762,445 ¥4,762,445 ¥4,753,210
海外売上高(海外売上収益) 1,591,574 1,825,255 1,923,621 1,499,886 1,748,304 1,587,363 1,506,096 1,498,215 1,801,491 1,801,491 1,879,981
海外売上比率(%)海外売上比率(%)のグラフ 33.2 35.8 36.1 32.0 37.4 35.1 33.7 34.2 37.8 37.8 39.6
営業利益営業利益(%)のポイント 181,488 182,088 204,989 68,772 94,373 132,594 105,304 88,272 142,567 147,275 178,628
営業利益率(%)営業利益率(%)のグラフ 3.8 3.6 3.8 1.5 2.0 2.9 2.4 2.0 3.0 3.1 3.8
当期純利益(損失)(親会社所有者帰属当期利益)当期純利益(損失)(親会社所有者帰属当期利益)のグラフ 68,545 102,415 48,107 (112,388) 93,085 55,092 42,707 (79,919) 48,610 113,215 140,024
営業活動によるキャッシュ・フロー ¥405,579 ¥408,765 ¥322,072 ¥248,098 ¥295,389 ¥255,534 ¥240,010 ¥71,010 ¥175,532 ¥176,502 ¥280,149
投資活動によるキャッシュ・フロー (234,684) (151,083) (283,926) (224,611) 1,020 (142,108) (190,830) (161,481) (128,873) (128,938) (200,516)
フリー・キャッシュ・フローフリー・キャッシュ・フローのグラフ 170,895 257,682 38,146 23,487 296,409 113,426 49,180 (90,471) 46,659 47,564 79,633
財務活動によるキャッシュ・フロー (207,840) (234,953) 62,325 (47,894) (405,310) (166,933) (138,966) 100,384 (44,794) (46,217) (17,327)
棚卸資産 ¥408,710 ¥412,387 ¥383,106 ¥306,456 ¥322,301 ¥341,438 ¥334,116 ¥323,092 ¥330,202 ¥330,202 ¥313,882
棚卸資産の月当たり回転数(回) 0.88 0.93 1.03 0.98 1.04 1.02 1.01 1.00 1.07 1.07 1.11
総資産(資産合計) 3,807,131 3,943,724 3,821,963 3,221,982 3,228,051 3,024,097 2,945,507 2,920,326 3,079,534 3,105,937 3,271,121
自己資本(親会社所有者帰属持分)自己資本(親会社所有者帰属持分)のグラフ 917,045 969,522 948,204 748,941 798,662 821,244 841,039 624,045 573,211 566,515 790,089
ROE(%) 7.7 10.9 5.0 (13.2) 12.0 6.8 5.1 (11.8) 8.1 23.2 20.6
自己資本比率(%)(親会社所有者帰属持分比率)自己資本比率(%)(親会社所有者帰属持分比率)のグラフ 24.1 24.6 24.8 23.2 24.7 27.2 28.6 21.4 18.6 18.2 24.2
ROA(総資産利益率)(%) 1.8 2.6 1.2 (3.2) 2.9 1.8 1.4 (2.7) 1.6 3.7 4.4
有利子負債 928,613 745,817 887,336 883,480 577,443 470,823 381,148 534,967 519,640 560,243 578,492
D/Eレシオ(倍) 1.01 0.77 0.94 1.18 0.72 0.57 0.45 0.86 0.91 0.99 0.73
ネットD/Eレシオ(倍) 0.55 0.31 0.36 0.47 0.20 0.14 0.14 0.40 0.38 0.46 0.27
研究開発費研究開発費のグラフ 241,566 254,095 258,717 249,902 224,951 236,210 238,360 231,052 221,389 222,516 202,722
設備投資額設備投資額のグラフ 249,999 305,285 249,063 167,690 126,481 130,218 140,626 121,766 122,282 122,863 140,697
減価償却費 169,843 202,825 200,509 223,975 164,844 141,698 131,577 116,565 115,180 115,929 121,207
1株当たり情報(円)1株当たり情報(円)のグラフ










当期純利益(損失)(親会社所有者帰属当期利益)当期純利益(損失)(親会社所有者帰属当期利益)のグラフ ¥32.83 ¥49.54 ¥23.34 ¥(54.35) ¥45.21 ¥26.62 ¥20.64 ¥(38.62) ¥23.49 ¥54.71 ¥67.68
配当金配当金のグラフ 6 6 8 8 8 10 10 5 4 4 8
自己資本(親会社所有者帰属持分)自己資本(親会社所有者帰属持分のグラフ 443.20 469.02 458.31 362.30 386.79 396.81 406.42 301.57 277.03 273.79 381.88

ESG情報時系列(過去10年分)

非財務情報(ESG指標)

(百万円)
  2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2014年
IFRS
2015年
IFRS
環境(Environmental)










温室効果ガスの総排出推移(グループ全体、グローバル)(万トン) 159.8 153.0 189.4 166.8 131.3 118.5 109.8 101.4 94.8 94.8 89.7
社会(Social)










期末従業員数(人) 158,491 160,977 167,374 165,612 172,438 172,336 173,155 168,733 162,393 162,393 158,846
女性幹部社員比率(単独)(%) 1.8 2.2 2.4 2.9 3.1 3.5 3.7 4.0 4.3 4.3 4.6
企業統治(Governance)










社外取締役比率(単独)(%) 20.0 20.0 20.0 20.0 30.0 30.0 36.4 33.3 27.3 27.3 36.4

パフォーマンスデータ
「財務情報」(対前年度比の数値含む)および「非財務情報」のデータをExcelシート(40KB)でご覧いただけます。

富士通グループ統合レポート(PDF版)

パフォーマンスハイライト (584 KB / A4, 4ページ)