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経営者からのメッセージ

ICTの力で新たな「場」を創造し、人々の生活や社会全体をつなぐことで革新的な価値の創造に挑んでいきます。

代表取締役会長 山本正巳 代表取締役社長 田中達也

富士通の誕生は1935年。今から80年前に遡ります。

当時はまだ、電話の多くが手作業によりつながれており、通話が急増すると「人」(交換手さん)に負担がかかるという問題が残る時代でした。そこで富士通は、国産メーカーとして電話の自動交換機の製造に取り組み、先端技術により社会の問題解決に挑戦する企業としてその一歩を踏み出しました。

以来、富士通は、一貫して革新的なテクノロジーを活用し、様々な「場」で「人」に着目した問題解決に取り組み、そこで得た信頼を次の価値創造につなげることで、お客様や社会の発展とともに成長を重ねてきました。

80周年の節目に、私たちは新たな経営体制で臨むこととなりました。先代が築き上げた信頼を糧として、20年後、「100年企業」としての富士通がさらに発展していくには、今、何を創造すべきかを考えています。そのとき最も重要な拠り所は、「富士通は、事業の中心に人を置いて、人を幸せにする会社でありたい」という信念です。

世界には、人口増加に伴い、気候変動やエネルギー・食糧不足などの持続可能性を脅かす問題が山積しています。2015年9月、国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されましたが、世界の持続可能な発展にはICTの活用は不可欠です。そのため、事業と社会の共通善を重ねることは富士通の社会的責任であると同時に、ビジネスチャンスであると考えます。

一方、デジタル社会の変化は今後もますます加速していきます。富士通は持続的成長に向けて、「"つながる"IoTテクノロジー」を充実させ、今後生み出される自動運転やスマートファクトリーなど、新たな「場」のつながりを主導し、お客様をはじめとする「人」を起点とする革新的な価値創造に挑戦していきます。

このような考えを皆様にお伝えするため、富士通では、本年より統合レポートを発行することとしました。これを機に、多くのステークホルダーの皆様とのエンゲージメント(目的を持った対話)を深め、透明性のある経営を実践していきたいと考えます。

代表取締役会長 山本正巳 代表取締役社長 田中達也

富士通グループ統合レポート(PDF版)

経営者からのメッセージ (1.35 MB / A4, 2ページ)