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PRESS RELEASE (環境)

2015年4月1日
富士通株式会社

生物多様性保全に取り組む7団体に新たにクラウドサービスの無償提供を開始

当社は、2013年4月より、生物多様性保全を推進する10団体に対し、携帯フォトシステム(注1)・クラウドサービスを無償で提供し、生物多様性保全活動を支援してきました。このたび新たに7つの団体に本サービスを無償で提供することにより、さらなる生物多様性保全活動を支援していきます。

昨年10月に開催された生物多様性条約第12回締約国会議(COP12)で再確認された通り、生物多様性保全を推進していくためには、多様な主体が生物多様性に関心を持ち、行動を起こすことが求められます。今回、行政・NPO法人・市民グループなどが本サービスを利用し、市民を巻き込んだ形で、生物多様性地域戦略推進、外来植物対策、里山における動植物の分布調査を実施することにより、生物多様性の主流化への貢献が期待できます。

これまで本サービスを利用した10団体の調査には市民などから3万6千件を超えるデータが投稿されました。訪花サービスを担うマルハナバチ類の全国規模の調査、自治体の生物多様性地域戦略策定に向けた市民参加型の生態系調査、専門学校の実習地における動植物分布調査などのプロジェクトでは、生息域の把握、市民啓発、教育現場でのデータ管理などの成果が現れています。

今回の支援プロジェクトについて

これまでの実績を活かし、活動テーマの広がりやプロジェクト参加者の拡大などを目的として、2013年に続き今回2回目の公募を行いました。外部の有識者を交えた厳正な審査を行った結果、新たに以下7団体への提供を決定しました。

生物情報が陸地と比べ圧倒的に少ない浅海での全国レベルの市民参加型生物調査や、新潟市における市民啓発を目的とした市の鳥ハクチョウの分布調査、ラムサール条約登録予定湿地の生態情報の収集と保全活動の裾野拡大など、様々な目的で利用することにより、生物多様性の主流化の推進が期待できます。

No. 活動テーマ名 団体名称
1 市民による砂浜海岸生物調査
海の生き物を守る会
2 香具山と生きよう!私たちの暮らしと生き物調査
NPO法人 ASUKA 自然塾
3 芳ヶ平湿地群におけるCEPA(広報、教育、参加、普及啓発活動)、ワイズユース(賢明な利用)活動
群馬県中之条町企画政策課
ラムサール条約推進室
4 札幌ワイルドサーモンプロジェクト
みんなで探そう 札幌の野生サケ
札幌市豊平川さけ科学館
札幌ワイルドサーモンプロジェクト
5 沖縄県 与那国島の生態系・環境保全活動
与那国町教育委員会、
与那国いとなみネットワーク、
株式会社資生堂
6 市民でつくる新潟市の鳥「ハクチョウ」マップ
新潟市役所
環境部環境政策課自然保護係
7 伊那里いきもの探検隊
~見つけた!里山の小さな仲間たち~
NPO法人伊那里イーラ

※順序不同

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

以上

注釈

注1 携帯フォトシステム:
携帯電話に搭載された基本機能(GPS機能、メール、カメラ)を活用し、情報収集や管理を行うシステムを利用することで生態系調査などを支援するソリューション。(提供元:富士通エフ・アイ・ピー株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役社長:米倉誠人))

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

環境本部 グリーン戦略統括部
電話 044-754-3413(直通)
メール env-biodiversity@ml.css.fujitsu.com


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