PRESS RELEASE (環境)
2012年12月13日
富士通株式会社
生物多様性保全活動を行う団体に生物調査ツールを無償で提供
当社は、自然環境や生物多様性の保全活動を実施する団体の取組みがより一層推進されるよう、公募による生物調査ツールの無償提供を2013年4月より開始します。
富士通グループはこれまで、生物調査やモニタリングなど、野外での保全活動をICTにより支援してきました。今回、このような支援をさらに拡大していくために、携帯フォトシステム(注1)を活用した保全活動を公募します。また、データベースへの保存および調査ツールを、クラウド環境で無償提供します。本サービスの利用により、これまで手間と時間がかかっていた生物調査を効率的かつ広範囲に実施することが可能となり、保全活動の更なる推進が期待できます。
富士通グループは、今後もICTを活用し、保全活動の現場に密着した環境社会貢献活動を推進していきます。
富士通グループは、ICTの力で地球環境課題の解決に貢献し、持続可能な地球と社会を実現することを目指しています。昨今、地球上の生態系の劣化が進むなか、生物多様性の保全は地球規模の課題となっています。当グループは「富士通グループ生物多様性行動指針」を策定し、ICTを活用した生物多様性保全を重点施策の一つとして掲げています。
富士通グループはこれまで、撮影した画像を地図情報にマッピングし閲覧・分析を行う「全国タンポポ調査」や、遠隔地から画像データを収集しモニタリングを行う「釧路湿原周辺部のタンチョウ保全」、音声の自動認識プログラムによる「北海道東部のシマフクロウ生息域調査」など、保全活動の現場にICTを活用した支援を行ってきました。今回、生物調査を効率的かつ広範囲に実施することができる、携帯フォトシステムを利用する団体を公募することで、富士通グループの技術を活かした支援をさらに拡大します。
クラウド環境を利用した携帯フォトシステムは、12月13日(木曜日)から15日(土曜日)に東京ビッグサイトで開催される、エコプロダクツ2012に出展します。
概要
[サービス内容] 以下の基本機能の利用環境を提供します。
- 携帯電話やスマートフォンでメール送信された、「画像(位置、時刻情報付)」および「メール本文」のデータベースへの収集・保存・分類。
- 情報の検索・閲覧(一覧表示および地図情報へのマッピング表示)・ダウンロード。
[募集対象] 営利目的でない、行政、NPO法人、教育機関などの組織が行っている日本国内での自然環境保全に貢献する活動。
[利用期間] 2013年4月1日より、原則1年間(最大3年間)利用可能(募集開始:2013年1月7日)。
携帯フォトシステム イメージ
活用例
当社では本システムを活用し、行政、NPO法人、教育機関などと協働して、生物多様性保全に貢献しています。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 携帯フォトシステム:
- GPS付携帯電話を利用した生態系調査などに便利なソリューション。(提供元:富士通エフ・アイ・ピー株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役社長:浜野 一典))
高信頼かつデータの容量にあわせてフレキシブルにシステムの増強が可能な当社のパブリック型クラウドサービスである「FGCP/S5」を活用。
関連リンク
- 生物調査ツール
- 生物多様性保全に貢献する携帯フォトシステム(富士通エフ・アイ・ピー)
本件に関するお問い合わせ
環境本部 環境企画統括部
044-754-3413(直通)
env-biodiversity@ml.css.fujitsu.com
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