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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0127
2008年6月19日
富士通株式会社

NGN時代に向けた映像配信サービスを提供

~大容量映像データをインターネット環境で高速配信~

当社は、NGN時代を見据えた映像配信サービス「FENICS IPビデオ配信サービス」と「FENICS Web高速配信サービス」を本日より発売します。

「FENICS IPビデオ配信サービス」は、高度な圧縮技術を活用し、映画やテレビ番組などの大容量映像データをインターネット環境で高速配信するとともに、著作権管理などを含め映像の効率的な運用をセキュアに実現します。本サービスは、第1号ユーザーとして、松竹グループ様の2,000本を超える国内最大級の映像資産をインターネットで配信する「松竹ONLINE」(注1)で活用されています。

また、「FENICS Web高速配信サービス」は、大容量化する企業のWebサイトの映像、音声データなどを効率よく配信し、Webサイトの閲覧の高速化を支援します。

近年、NGN時代に向けた通信回線のブロードバンド化によりビジネスシーンから個人ユーザーまで、映像、音声などの活用が注目されています。今後、携帯電話などのデジタル端末のさらなる普及や法規制の緩和により、映像の配信や効率的な運用管理の要望はますます高まってまいります。

当社は、こうした高まりを受け、「FENICSⅡ(注2) ネットワークサービス」に、新たに「FENICS IPビデオ配信サービス」と「FENICS Web高速配信サービス」を追加します。

サービスの主な特長

  1. 「FENICS IPビデオ配信サービス」
    1. H.264(注3)圧縮技術の活用

      動画データ圧縮規格であるH.264の方式に、当社独自の圧縮技術を加えたことで、鮮明な映像の高速配信が可能です。また、著作権保護技術を採用したデータ保護機能を実装し、安心で安全な映像データ管理を実現します。

    2. SaaS(注4)型サービスによる設備投資の軽減

      当社のデータセンターを活用したSaaS型サービスにより、映像配信事業者は、映像データの圧縮や登録、配信する設備が不要です。これにより、投資リスクの軽減、安定した映像配信事業の実施が可能です。


      【 FENICS IPビデオ配信サービス イメージ図 】

  2. 「FENICS Web高速配信サービス」
    1. 安定した高速配信の実現

      アカマイ株式会社(注5)がグローバルに配置するサーバを活用し、エンドユーザーから最も近いルート選択、パケットロスの少ないネットワーク環境を提供することで、リッチなコンテンツを保有するWebサイトの安定した高速配信を実現します。

    2. 多種類のリッチコンテンツに対応

      動画、高解像度画像、音声、Flashなどのリッチコンテンツを構成管理しながら高速配信します。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
FENICS IPビデオ配信サービス 月額 20万円から 即日
FENICS Web高速配信サービス 月額 60万円から 即日

コンテンツの登録、保存、配信にかかる費用は、容量に応じて従量課金制となります。


販売目標

2011年度末までに売上30億円


今後、当社は、マルチキャリアネットワークサービス「FENICSⅡ」を活用し、業種の映像シーンや監視映像の長期保存、デジタルサイネージの構築から運用に関わる映像関連サービスを順次提供していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 「松竹ONLINE」:
松竹グループ様が、2,000本を超える国内最大級の映像資産をインターネットを介して配信するサービス。松竹グループ会社の株式会社衛星劇場様が運営。(松竹ONLINEサイト
  注2 「FENICSⅡ」:
主要通信事業者の回線をお客様にワンストップ提供するマルチキャリアネットワークサービス「FENICS」をユビキタス時代に合わせて大幅に機能強化させた企業向けネットワークサービス。「FENICS」とは、当社ネットワークサービスの商標名称。1985年のVAN(Value Added Network)事業者としてサービス開始以来、累計5万社以上のお客様に利用いただいているネットワークサービス。複数の通信事業者様の回線サービスをインテグレーションし、エンド・トウ・エンドで、ヘルプデスクを含めて、お客様にワンストップで提供。
  注3 H.264 :
映像圧縮方式の一つで、MPEG-2などの従来方式に比べ圧縮率の高さが特長。
  注4 SaaS:
Software as a Serviceの略。ネットワークを利用して、アプリケーション機能をサービスとして提供する形態のこと。
  注5 アカマイ株式会社:
本社:東京都港区、代表者:小俣 修一。ウェブコンテンツやリッチメディア、ソフトウェア、アプリケーションのインターネットを通じた高性能配信サービスを提供。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

サービスビジネス本部 映像ビジネス推進部
電話: 03-6424-6583 (直通)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。