PRESS RELEASE
2008年2月8日
富士通株式会社
松下電器産業株式会社
このたび、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下富士通)と松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(本社:神奈川県横浜市港北区、代表者:遠山敬史、以下松下)は、監視映像を長期に保存したり、その検索を行うことにより、証跡として防犯・内部統制などに活用する「映像証跡ビジネス」の急拡大を見据え、監視映像蓄積分野において協業します。
今回両社は、富士通の映像符号化伝送技術およびデータセンターソリューションと、松下の監視映像技術・ソリューションを組み合わせた「監視映像蓄積ソリューション」を2008年4月より提供開始いたします。これにより、お客様は、長期間にわたり、信頼性の高い映像を従来よりも安価に保存することが可能となります。
昨今の情報漏洩事件の増加などに伴い、監視市場においては映像証跡へのニーズが大きく高まりつつあります。例えばFISC(注1)の金融機関向け安全対策基準や警察庁の金融機関向け通達「金融機関の防犯基準」(注2)などでは、映像を最低3ヶ月保存するといった基準が設けられるなど、監視映像の長期保存がお客様にとって重要な課題となりつつあります。
松下は、映像・物理・情報の各セキュリティシステムを「Sinapse-Net」(シナプスネット)(注3)をベースに統合し、テープストレージなどを活用した「監視映像長期バックアップシステム」や複数の拠点を一括監視する「遠隔映像監視システム」を構築・提供してまいりました。
また富士通は、映像符号化伝送技術およびデータセンターを活用したオーガニックストレージ(注4)サービスを提供してまいりました。
今回の協業により、両社はこれらを組み合わせ、高品質な映像を低容量化し、効率的な長期保存を実現する「監視映像蓄積ソリューション」を提供します。本ソリューションにより、複数年にわたる映像蓄積が可能になるとともに、映像品質を保ちながらデータ容量を50%~90%削減することができ、コストを従来システムと比べて最大で約40%低減することができます。また、富士通のデータセンターソリューションにより、最先端のファシリティを活用し、専門スタッフによる高品質な運用サービスを24時間365日提供することにより、お客様の運用に伴う負担を軽減します。
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富士通は、2007年12月にサービスを開始した「富士通東京第2システムセンター」(注5)における本ソリューションの実践を踏まえ、さらなるアウトソーシング事業と映像ソリューション事業の連携強化を図る予定です。
今後両社は、高品位なIT基盤を核として監視市場における「映像証跡ビジネス」を拡大し、蓄積映像の分析や利活用など、お客様にとって最適なソリューションを共に提供してまいります。
なお、本ソリューションは、第16回セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2008」(2008年3月4日~7日、東京ビッグサイト)の松下グループブースに出展予定です。
専用データセンターで運用されるオーガニックストレージサービスは、ミラーリングしたデータを、さらに複数ストレージ間で自動的に相互バックアップします。
また、最大3日間ネットワーク障害が継続しても、データのリカバリを自動で行うことが可能です。この機能によりベストエフォート型(注6)の安価なネットワークが利用可能です。
映像をH.264技術(注7)でデータ圧縮することにより、映像品質を保ちながら50%~90%のデータ容量を削減。ストレージ関連のコストを低減し、設置スペースも削減できます。
監視カメラの台数などのシステム規模に制約が無く、蓄積できるデータは最大で16EB(注8)。さらに各拠点にある映像監視システムの稼動状況の監視や、過去データのリアルタイムな検索が可能です。
販売価格 | 提供開始時期 |
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1拠点あたり初期費用 183万円より 1拠点あたり月額費用 10万円より |
2008年4月より |
条件:モデル価格 60拠点(カメラ120台:1拠点あたりカメラ2台)の場合
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通コンタクトライン
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松下電器産業株式会社
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