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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2008-0050
2008年3月3日
富士通株式会社

富士通が開発した世界最小のモバイルWiMAX基地局をUQコミュニケーションズ様が採用

~ 日本のモバイルWiMAXインフラ構築を皮切りに世界へ展開 ~

当社が開発した世界最高水準の小型・軽量・省エネルギーを実現するモバイルWiMAX屋外用基地局装置「BroadOne WX300」が、国内のモバイルWiMAX事業会社であるUQコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中孝司、以下 UQコミュニケーションズ)様に採用されました。

当社はモバイルWiMAX基地局装置を、今後主流となるワイヤレスブロードバンド向けソリューションの1つと位置づけ、国内、海外でビジネスを展開していきます。

日本では、モバイルWiMAX事業会社であるUQコミュニケーションズ様がWiMAXの商用サービスを2009年から開始します。このたび、その主要インフラ機器である屋外用基地局装置について、当社が開発した世界最小サイズ(注1)の屋外用WiMAX基地局装置「BroadOne WX300」がUQコミュニケーションズ様に採用されました。当社が開発した世界最高水準の小型・軽量・省エネルギーを実現した基地局装置により、当社は国内のワイヤレスブロードバンドの普及に寄与していきます。


世界最小の一体型屋外用マクロ基地局装置「BroadOne WX300」の特長


一体型モバイルWiMAX基地局装置
「BroadOne WX300」

このたびUQコミュニケーションズ様に採用された一体型の屋外用基地局装置は、当社が世界に先駆けて発明した超高速トランジスタHEMTをベースとして開発した窒化ガリウムHEMTデバイス(注2)を使用した高出力送信機(アンプ)に、当社の3Gシステムにおいて実績のある歪補償技術(注3)を組合せることで、世界最高水準の高効率を実現しています。

これにより、高出力の送受信機を2機内蔵し高出力・大容量データ通信を実現するとともに、重さ約20キログラム、容積約20リットルの世界最小サイズの屋外用基地局装置を開発いたしました。世界最高水準の省電力化および世界最小サイズを実現することで、運用費用ならびに基地局建設コストを大幅に削減することができ、モバイルWiMAXインフラの構築に貢献いたします。



UQコミュニケーションズ株式会社について

KDDI株式会社、インテルキャピタル、東日本旅客鉄道株式会社、京セラ株式会社、株式会社大和証券グループ本社、株式会社三菱東京UFJ銀行が、ワイヤレスブロードバンド事業を運営するために設立した会社です。2007年12月には総務省より2.5GHz帯の特定基地局の事業認定を受け、本日ワイヤレスブロードバンド企画株式会社をUQコミュニケーションズ株式会社に社名変更されました。


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上

注釈

  注1 世界最小サイズ:
無線送受信部、無線信号処理部、メディアコンバーター、GPSレシーバー、電源などを一つの筐体におさめた一体型で、数kmの広範囲で電波の送受信を行う基地局装置として世界最小。2008年2月6日時点、当社調べ。
  注2 窒化ガリウムHEMTデバイス:
窒化ガリウム(GaN)半導体は、シリコン(Si)やガリウム砒素(GaAs)などの従来の半導体材料にくらべ、電界による破壊に強いという特長により電力効率を高められ、HEMT構造で使用した場合に高い電圧で高速動作が可能。
  注3 歪補償技術:
ディジタルプリディストーション(DPD)。増幅器で発生する歪成分の逆特性をもつ信号を増幅器の入力信号にあらかじめ加えておくことで歪補償を行う技術。

関連リンク


本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 午前9時~午後5時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。