PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2008-0024
2008年2月6日
富士通株式会社
~低消費電力、高効率、小型化を実現した基地局装置により、モバイルWiMAXの普及を推進~
いつでも誰でもどこでもブロードバンド環境を活用できるユビキタス社会において、ワイヤレスブロードバンドネットワークは人々の生活や仕事のスタイルを変革するものとして期待されています。
当社は、モバイルWiMAXの世界規模での普及に必要な、低消費電力、高効率を実現し、容易に設置ができる世界最小サイズの一体型基地局装置を開発しました。これにより、モバイルWiMAXを利用するプロバイダーが低コストでワイヤレスブロードバンドのインフラを構築し、リーズナブルな価格でエンドユーザーにサービスを行うことに貢献します。
一体型モバイルWiMAX基地局装置 「BroadOne WX300」 |
このたび販売を開始する「BroadOne WX300」は、数kmの広範囲で電波の送受信を行う軽量、小型の一体型屋外用マクロ基地局装置です。
「BroadOne WX300」は、当社が世界に先駆けて発明した超高速トランジスタHEMTをベースとして開発した窒化ガリウムHEMTデバイス(注3)を使用した高出力送信装置(アンプ)に、当社の3Gシステムにおいて実績のある歪補償技術(注4)を組合せることで、世界最高水準の高効率を実現しています。これにより、高出力の送受信機を2機内蔵し高出力・大容量データ通信を実現するとともに、容積約20リットル、重さ約20キログラムと、一体型で数km範囲の電波の送受信を行う装置しては世界最小サイズの屋外用マクロ基地局装置を開発いたしました。世界最高水準の省電力化および世界最小サイズを実現することで、運用費用ならびに基地局建設コストを大幅に削減することができ、全世界のモバイルWiMAXインフラの構築に貢献いたします。
なお、本製品は2008年2月11日からスペインのバルセロナで開催されるGSMA Mobile World Congress 2008に出展いたします。
容積 | 約20リットル |
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重量 | 約20kg |
対応帯域幅 | 5 / 10 / 20MHz(2×5MHz、2×10MHz) |
送受信系数 | 2系統(2×2MIMO対応) |
消費電力 | 200W以下 |
ネットワークインターフェース | 100Base-TX / 1000Base-T、100Base-FX |
対応周波数 | WiMAX Forum準拠 |
最大送信出力 | 20W(1系統あたり10W) |
2.5GHz帯、2.3GHz帯に対応したモバイルWiMAX基地局装置「BroadOne WXシリーズ」は、一体型モバイルWiMAX基地局装置「BroadOne WX300」のほか、
など、モバイルWiMAXプロバイダーのあらゆる要望にお応えできる基地局装置を提供します。
このたび、WiMAX市場において全世界で実績のあるAirspan Networks, Inc.(President & CEO:Eric Stonestrom、本社:米国フロリダ州、以下 Airspan)と、WiMAXビジネスに関するアライアンス契約を締結しました。Airspanと当社は、製品の相互提供と技術協力を行うことにより製品ラインナップの拡充を図り、モバイルWiMAXを利用するプロバイダーの要望に応えてまいります。
当社は、今後急速に普及するワイヤレスブロードバンド環境に対応するため、今回のモバイルWiMAX基地局装置を皮切りに、今後開発や販売をしていく次世代携帯電話システム(Long Term Evolution)に対応した基地局装置などのグローバルブランドを「BroadOne」と統一しました。
「BroadOne」は、
という思いを表現したものです。
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記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通コンタクトライン
電話 : 0120-933-200
受付時間 : 午前9時~午後5時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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