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          | [ PRESS RELEASE ](製品・サービス) | 
2003-00622003年4月8日
 富士通株式会社
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各種メモリとのダイレクト接続により高速データ処理を実現した
32ビットRISCマイコン「MB91302」新発売
  
| 当社はこのほど、富士通ヴィエルエスアイ株式会社(本社:愛知県春日井市、社長:武田 宏史)と共同で、各種メモリとのダイレクト接続により高速データ処理を実現した、32ビットRISC(*1)マイコン「MB91302」を開発し、4月8日より販売活動を開始します。 本製品は、DVD、デジタルカメラ、プリンタ、ゲーム機などの高速データ処理に最適です。 |  
SDRAM(Synchronous DRAM:クロック同期型DRAM)をはじめとする各種メモリインタフェースを搭載した本製品は、メモリとダイレクトに接続できます。これにより、データ処理速度の大幅な向上や、部品点数削減によるLSI設計の簡易化、低コスト化が図れます。 【サンプル販売価格および出荷時期】
| 製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |  | 「MB91302」 | 1,200円 | 4月8日より |  【販売目標】30万個/月 【本製品の特長】
各種メモリインタフェースを搭載SDRAMインタフェースをはじめ、SRAM、非同期型ROM(EEPROM、マスクROM)、フラッシュメモリ、FCRAM(*2)などのインタフェースを搭載しています。これにより、各種メモリとのダイレクト接続が可能となり、データ処理速度の大幅な向上や、部品点数削減によるLSI設計の簡易化、低コスト化が図れます。
高速DMAC (Direct Memory Access Controller) を搭載一旦データをCPU部に取り込まずに、外部入出力回路とメモリ間でダイレクトにデータ転送を制御する専用回路である高速DMACを搭載し、従来に比べ約2倍の転送レートを実現しました。
 【本製品の主な仕様】
| プロセステクノロジ | CMOS 0.25ミクロンメートル |  | 動作電圧 | 3.0V〜3.6V(標準:3.3V) |  | メモリ | ROM:4キロバイト、RAM:4キロバイト、キャッシュメモリ:4キロバイト |  | 最大動作周波数 | 68MHz(外部供給クロック17MHz、PLL;4逓倍) |  | 搭載インタフェース | SDRAMインタフェース、I2C(*3)コントローラ、UART(*4)コントローラ、A/Dコンバータ |  | 主な機能 | DMAC、ICU(*5)、PPG(*6)タイマ、リロードタイマ(*7) |  | パッケージ | QFP(*8)-144ピン |  【用語説明】
(*1)RISC(Reduced Instruction Set Computer):最小限の命令セットをもつCPUです。
(*2)FCRAM(Fast Cycle RAM):DRAM技術を利用して大容量化とSRAM同等の高速性を実現した当社独自開発の高速メモリコアです。その応用例として、疑似SRAMがあります。
(*3)I2C(Inter IC):フィリップス社が定義するシリアル通信の仕様です。
(*4)UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter):非同期シリアル通信の仕様です。
(*5)ICU(Input Capture Unit):入力波形のパルス幅を測定できるマクロです。
(*6)PPG(Programmable Pulse Generator):任意の周期およびパルス幅の出力波形を発生させられるマクロです。
(*7)リロードタイマ(Reload Timer):設定した任意の時間ごとに繰り返し信号を発生させられるタイマです。
(*8)QFP(Quad Flat Package):表面実装型プラスチックパッケージの一種です。 【商標について】記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 以 上 関連リンク 
 製品写真 JPEG 109KB プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。  
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