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[ PRESS RELEASE ]
2002-0198
平成14年8月20日
株式会社富士通研究所
富士通株式会社
ブロードバンド・インターネットを支える富士通No.159

金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会のハイライトシーンをネット配信

株式会社富士通研究所(社長:藤崎道雄、本社:川崎市)と富士通株式会社は、映像の中のハイライトシーンをカメラマンが撮影中にマウスクリックしておくだけで取得する技術を開発し、金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会(会期:7/21-29、会場:マリンメッセ福岡)のハイライトシーンを、会場内やインターネットを通じて動画配信いたしました。

これらのシーンは、開催期間中の8日間、10試合場にて、約1300試合を常時10台のカメラで撮影した映像の中から、技が決まったシーンをハイライトシーンとして切り出したもので、同大会のホームページにてご覧いただけます。

【開発の背景】

ブロードバンド・インターネットとビデオカメラの普及によって、多くの映像がインターネットを通じて流れるようになっています。運動会などのアマチュアスポーツ大会の映像もそのひとつです。しかし、普通に記録した映像は、データ量が多いため、決勝戦などの一部の映像しか公開されないことが多く、大多数の選手の映像は、撮影や編集にかかる費用が高く、あまり記録、公開されていないのが実情です。

そこで、参加者の誰もが主役となれるアマチュアスポーツ大会のハイライトシーンだけを簡単で安価に撮影でき、しかもスポーツ大会の主催者が自分たちの手でインターネット等を通じて映像を配信することができれば、スポーツ大会の楽しみに加えてインターネットを使う楽しみもさらに増えます。

【開発した技術】

今回開発したシステムでは、現場で撮影中のアマチュアカメラマンが、技の決まったシーンなどで、パソコンのマウスをクリックするだけで、クリックした時刻の前後数秒分だけを動画ファイルとして自動的に保存する技術です。保存した映像データを撮影終了後または、撮影中に、映像を配信するためのストリーミングサーバに転送することで、ハイライトシーンのみを必要に応じて見ることができます。

この方法を用いると、無駄な映像を記録しないので、記録するデータ量を抑えることができ、アマチュアカメラマンでも撮影を実施しながらハイライトシーンを自動生成できるので、簡単で安価にハイライトシーン取得が可能です。

開発した技術を用いて記録した、金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会の各試合のハイライトシーンを、インターネットを通じで動画配信しています。

大会開催期間中は、撮影したハイライトシーンを会場内に設置したホームページプレイヤーで再生し、大変好評を博しました。ホームページプレイヤーは、指定したHTMLファイルのテキスト部分を音声で読み上げたり、リンクされた映像ファイルを自動的に再生したりすることが可能な情報提示ツールです。高校名を指定することよって、ハイライトシーンをリンクした各校別のHTMLファイルを自動生成する機能を今回新たに開発しています。試合を終えた選手や父兄は、次々と飛び出してくる自分たちのハイライトシーンに、驚き、感動していました。

また、富士通のストリーミングサービス「Fstream」(*1)を利用し、インターネットを通じて、各試合を生中継でご覧いただくサービスも行いました。

今後も富士通は、誰もが、どこでも映像を発信できるブロードバンド・インターネットの面白さを、ストリーミングサービス「Fstream」や、ホームページプレイヤー、ハイライトシーン取得技術などによって提供していきます。

【用語解説】

*1 富士通のストリーミングサービス「Fstream(エフストリーム)」
「Fstream」は、運動会や展示会、発表会などのお客様のさまざまなイベントを、インターネットを通じて、映像として配信するためのトータルソリューションを提供するサービスです。イベントのライブ中継やオンデマンド中継(必要な映像を見たいときに見られる映像中継のこと)、編集、製作などさまざまなニーズに対応しています。

以 上

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