|
[ PRESS RELEASE ] |
2002-0040
平成14年2月19日
富士通株式会社 |
|
UNIXサーバ「PRIMEPOWER」
SAP標準ベンチマークテストで世界最高性能を達成
当社は、UNIXサーバの最上位モデルである「PRIMEPOWER(プライムパワー)2000」(128プロセッサモデル)と「Oracle 9i」の組み合わせにより、SAP® 2階層SD (*1)ベンチマークテストにおいて、同時アクセスユーザ数7,800という世界最高性能を達成いたしました。
この性能は、これまで最高性能を保持していたUNIXサーバ (*2)の約2倍に相当いたします。当社のUNIXサーバがこの分野において最高性能を達成するのは、平成13年9月以来となります。
今回のベンチマークテストは、当社の最新プロセッサ「SPARC®64 GP」675MHzを搭載したUNIXサーバ「PRIMEPOWER」と、当社のディスクアレイ「ETERNUS GR700series」の組み合わせにより達成しております。なお、OSには「Solaris」、データベースシステムには「Oracle」を使用しております。
当テストは、当社の沼津工場に大規模ベンチマークテスト環境を構築し、当社の技術者と富士通・シーメンス・コンピューターズ (*3)のSAPスペシャリストとの共同作業により行われました。このテストの結果、平成14年1月18日に世界最高を達成、1月24日にSAP AGからの認証を受けております。
当社は、特にトランザクション系アプリケーションをはじめとする各種のベンチマークテストにおいて、世界最高性能を追求し続けてまいります。そして、お客様のベストソリューションに向けて、今後も、UNIXサーバ「PRIMEPOWER」を強化、発展させてまいります。
【Oracle社(米)からのコメント】
"We are absolutely delighted that Fujitsu has made such an effort to regain its crown in the SAP SD two-tier Standard Application benchmark together with the unbreakable Oracle9i Database. Once again Fujitsu has proven that it is one of the world's leading providers of powerful UNIX high-end servers for the most demanding customers."
Simon Stow, Senior Director, Oracle9i,Marketing
(要約)
「富士通がSAP 2階層SDベンチマークに力を注ぎ、PRIMEPOWERとOracle 9iデータベースとの組み合わせで再び世界最高性能を達成したことをたいへん嬉しく思います。富士通は、ハイエンドUNIXサーバの分野における、世界のリーディングカンパニーであることを改めて証明しました」
Oracle社 シニアディレクター サイモン・ストウ氏
- 【測定結果】
-
・ | 同時アクセスユーザ数 | : | 7,800ユーザ |
・ | 平均レスポンス時間 | : | 1.98秒 |
・ | スループット |
- オーダ項目処理数 | : | 781,670件/時 |
- データベースアクセス処理数 | : | 2,345,000件/時 |
- SAPS値 | : | 39,080 |
・ | 平均データベースリクエスト時間 | : | 0.042秒(参照)、0.084秒(更新) |
・ | セントラルサーバCPU使用率 | : | 99% |
- 【システム環境】
-
・ | オペレーティングシステム | : | Solaris 8 |
・ | リレーショナルデータベースシステム | : | Oracle 9i |
・ | SAP R/3 バージョン | : | 4.6C |
・ | 総ディスク容量 | : | 4.5TB |
・ | セントラルサーバ | : | Fujitsu PRIMEPOWER2000、128CPU SMP、 SPARC64 675MHz、8MB L2キャッシュ、主記憶128GB |
- 【補足説明】
-
- *1 : SAP 2階層SD(Sales and Distribution)
- 独SAP社の統合基幹業務(ERP)ソフトウェア「SAP R/3」に含まれる、オンライントランザクション系の販売管理アプリケーションです。このSDによるベンチマークが、SAPシステム向けサーバの最もポピュラーな性能評価指標です。測定方法は、システムに同時アクセスし、10秒のインターバルで規定の処理を繰り返し実行しながら、平均2秒以内のレスポンスが維持、継続される「ユーザ数」をカウントします。「2階層」とは、セントラルサーバがアプリケーションサーバとデータベースサーバの二役を担うサーバ構成を指します。
- *2 : これまで最高性能を達成していたUNIXサーバ
- サン・マイクロシステムズ社製「Sun Fire 15K」(76CPU SMP、Ultra SPARC III 900MHz、主記憶288GB)とSAP R/3 4.6C、Oracle 8.1.7、Solaris 8の組み合わせによるSAP 2階層SDベンチマークです。同時アクセス4,100ユーザ、平均レスポンス1.88秒、オーダ項目処理414,000件/時の記録(SAP社認証2001年9月、No.2001035)を持ちます。
なお、各社サーバのSAP 2階層SDベンチマーク結果は、IT全般(製品、サービス等)に関する情報提供機関として知られるIdeas International社のホームページで確認することができます。
http://www.ideasinternational.com/benchmark/sap/sap2tcsR4.html
- *3 : 富士通・シーメンス・コンピューターズ
- 富士通と独シーメンス社のジョイント・ベンチャです。1999年10月に業務を開始いたしました。コンシューマ及び企業向けに、ノートブックからメインフレームに至るフルラインのITプラットフォーム製品を開発、製造、販売しております。
http://www.fujitsu-siemens.com/
【商標について】
- 記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
- 記載されている会社名・製品名は、必ずしも商標表示しておりません。
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
|