中国でのソフトウェア開発力強化に向け 新会社「富士通(西安)系統工程有限公司」を設立
富士通株式会社、富士通(中国)有限公司(北京市、総経理:武田春仁)はこのほど、開発力強化を目的として、中国・西安市でソフトウェア開発拠点「富士通(西安)系統工程有限公司」(FUJITSU (XI'AN) SYSTEM ENGINEERING CO., LTD.)(略称FXS)を設立いたしました。
西安市は中国の西部地区に位置し、中国政府の推進する西部大開発政策の中心都市として急速にインフラの整備が進んできている上、大学、高等教育機関が多く、優秀な人材を数多く輩出しております。
一方、富士通はソリューションの再利用、WEB活用によるプロジェクト管理などナレッジを活用したシステム開発の生産性向上に取組んでおり、今般、アプリケーションインフラをEJB *で統一し、標準化、部品化を図ることを開始しております。
こうした中で、新会社(FXS)は、西安地区の優秀な人材を活かして、日本のビジネスユーザ向けアプリケーションソフトの受託開発を当面の主要事業とし、開発にあたっては、設計フェーズと製造フェーズを分離した工場スタイルを採用します。また、キーテクノロジーとしてEJBを中心に導入していきます。
富士通は、ビジネスアプリケーション開発拠点として北京地区の合弁会社である北京富士通系統工程有限公司(略称BFS)において、日本向けソフトウェア開発を行ってきておりますが、更なる開発力の強化のため、人材豊富な西安市に新会社を設立するものです。
[新会社の概要]
- 設立年月: 2001年9月5日
- 社名: 富士通(西安)系統工程有限公司
英語名称: FUJITSU (XI'AN) SYSTEM ENGINEERING CO., LTD.(略称FXS)
- 代表者: 社長 儘田 修 (ままだ おさむ)
- 本社: 中国・西安市高新区科技二路68号西安ソフトウェアパークA区2階
- 資本金: 58万USドル
- 出資比率: 富士通100%[富士通(中国)有限公司を通して出資]
- 業務内容: EJB技術を使用してのビジネスアプリケーションソフトウェアの開発
- 従業員数: 初年度30名程度(4年後に300名体制)
[富士通(中国)有限公司の概要]
- 設立年月: 1995年5月9日
- 社名: 富士通(中国)有限公司
英語名称: FUJITSU(CHINA)CO.,LTD (略称FCC)
- 代表者: 社長 武田 春仁(たけだ はるひと)
- 本社: 中国・北京市朝陽区霄雲路26号 鵬潤大厦10階
- 資本金: 3,000万USドル
* EJB(Enterprise Java Beans) はSun Micro Systems 社の登録商標。
【用語説明】
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- * EJB (Enterprise Java Beans)
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Javaを基盤としたサーバアプリケーションのための共通プラットフォームJ2EE(Java2 Enterprise Edition)体系の中のコンポーネント仕様。ソフトウェアのコンポーネント化を実現できるものとして、米Sun Microsystems,Inc. が1998年にV1.0を公開しています。EJBに基づいてソフトウェアをコンポーネント化することで、特定のOS(基本ソフト)、データベースシステム、アプリケーションサーバに依存しない企業システムを効率的に開発できるようになります。
以 上
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