米国PBXビジネス拠点の整理について
当社は、このほど、8月20日に発表した構造改革の一環として、通信ビジネスグループの米国PBXビジネス拠点である富士通ビジネスコミュニケーションズ(FBCS、本社:カリフォルニア州アーバイン)を整理することを決定いたしました。
FBCSは、米国PBXビジネスの拠点として、1976年富士通にとって米国で初めての製造販売会社として事業を開始いたしました。
その後、PBX(F−9600シリーズ)をメインプロダクトにして政府系・学校区などのお客様を中心に、これまで、約8,000システムを納入しております。しかし、近年、IPソリューションビジネスへの対応力不足もあり経営成績は停滞しております。
当社通信グループは、新たな成長戦略として、フォトニック・IP・3Gモバイルの先端製品ビジネスおよびソリューションビジネス強化にリソースを集中いたします。米国においても富士通ネットワークコミュニケーションズ(FNC)を中心にフォトニックとネットワークソリューション分野に集中していきます。
このため、今般、FBCSの整理を決定し、FBCSビジネスの全てあるいは一部を売却することを含めて検討しております。
なお、国内のPBXビジネスは、今後とも、IPソリューションビジネスの展開を含めて、関係会社(富士通アイ・ネットワークシステムズ)と連携し積極的に推進してまいります。
【FBCSの概要】
・ | 本社所在地 | カリフォルニア州アーバイン |
・ | 社長兼CEO | 小島 拓人 |
・ | 事業開始時期 | 1976年4月 |
・ | 事業内容 | 米国におけるPBXの開発・製造・販売・工事・保守 |
・ | 従業員数 | 762名 |
・ | 出資形態 | 富士通アメリカの子会社(富士通100%出資) |
以 上
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