地域内の超高速ネットワークインフラを省スペースかつ安価に構築

～「GeoStream A300 光アクセスシステム」新発売～

GeoStream A-350 光アクセススイッチ

GeoStream A-310 光ブランチスイッチ

当社はこのほど、光ファイバを利用した超高速・広域ネットワークインフラの構築に使用する「GeoStream A300 光アクセスシステム」を開発し、4月5日より販売を開始いたします。

従来オフィスビル等の限られたエリア内で利用されていた高速LANシステムの適用エリアが広がってきています。当システムは、市町村レベルの地域にまで広がる「地域イントラネット」等の超高速ネットワークインフラの構築を目的とするものです。

2001年より政府が取り組んでいる「e-Japan戦略」にて、「超高速ネットワークインフラ」の整備は重要な政策の一つとして掲げられています。その実現に向け、キャリアや自治体を中心として、光ファイバを直接各家庭にまで接続する「FTTH (Fiber To The Home)」や、市町村役場と地域内の公共施設・学校・病院などを光ファイバで結ぶ「地域イントラネット」などの超高速・広域ネットワークインフラ構築への取り組みが活性化しております。これらのネットワークインフラには、高速であるだけでなく、優れた信頼性・運用性が求められています。

本システムは、「FTTH」や「地域イントラネット」などの超高速・広域ネットワークインフラを構築するための商品群であり、以下の点を特長としております。

(1) 省スペースでのネットワーク構築が可能

従来システムでは外付けする必要があった長距離光ファイバとの接続装置を内蔵

(2) 光ファイバの敷設コストを軽減

最大32台の装置をループ型に接続することが可能

(3) きわめて精度の高いトラフィック制御機能を実現

専用LSIを搭載

(4) 優れた耐障害性／保守運用性

当社独自仕様の高速スパニングツリー機能（注）の他、障害の迅速な切り分けを可能にする各種機能を搭載

（注）スパニングツリー機能: ループ型のネットワークにおいて、データの循環を防止する制御手法の一つ。
装置間で制御情報を交換し、複数のルートが存在する場合には、一番優先度の高いルートでのみ通信を行い、そのルートに障害が発生した場合に経路を切り替えて通信を継続できる機能。

当社は、本システムを、「e-Japan戦略」に基づき、「FTTH」や「地域イントラネット」の構築に注力しているキャリアと全国3,250の地方自治体に向けた商品として、積極的に展開してまいります。

【税別価格と出荷時期】

: 「GeoStream A300光アクセスシステム」：622万円(※)から、平成13年4月末より

(※)1つのセンターと8拠点間を接続するシステムの場合

【商品構成】

本商品は、網側装置としての光アクセススイッチ（2機種／4モデル）と、利用者側装置としての光ブランチスイッチ（2機種／4モデル）により構成されます。

＜光アクセススイッチ＞

GeoStream A370 光アクセススイッチ

GBIC(1000BASE-LX/1000BASE-SX)合計最大4ポート搭載可能、100BASE-FX×8ポート
GeoStream A350 光アクセススイッチ

100BASE-FX×10ポート

＜光ブランチスイッチ＞

GeoStream A310 光ブランチスイッチ

100BASE-FX×1ポート、10/100BASE-TX×2ポート
GeoStream A305 光ブランチスイッチ

100BASE-FX×1ポート、10/100BASE-TX×1ポート

【販売目標】

: 今後、1年間に1,000システム

【添付資料】

: 「GeoStream A300光アクセスシステムの特長」

【商標について】

製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

以上

製品情報 http://jp.fujitsu.com/telecom/

	[ PRESS RELEASE ]	2001-0056 平成13年4月5日富士通株式会社


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