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FUJITSU
[ PRESS RELEASE ] 2000-0153
平成12年6月26日
富士通株式会社

Webベースの英日・日英翻訳システムを開発

〜並列処理により高速な翻訳を実現〜

当社はこのほど、Webベースの英日・日英翻訳システム「tr@nslingo(トランスリンゴ)」を開発し、来る6月27日から29日にニューヨークで開催されるPC-Expo 2000に参考出展いたします。

昨今、企業のグローバル化は急激に進んでおり、海外への情報発信と海外からの情報収集のスピード化が求められています。 しかし、日本語と英語間の言葉の壁は厚く、翻訳には時間も手間もかかるため、グローバルなビジネスを行うために必要な、タイムリーな対応が難しくなっています。 英語での情報発信が遅れ全世界の拠点での情報の共有化が遅れたり、海外から発信される英語の情報が日本国内でなかなか浸透できないことが、企業活動の国際化に機敏さを欠く原因となっています。
21世紀の企業競争を勝ち抜くためには、言葉の壁を克服し、海外とのやりとりを迅速に行う必要があります。 その解決策が、翻訳システムの活用です。

当社が、このほど開発に成功したWebベースの英日・日英翻訳システムは、イントラネットを利用して、企業内の全社員に英語で情報発信・情報収集ができる環境を提供します。 このシステムを導入することにより、イントラネット内の全社員が日本語・英語の言葉を超えて情報を共有できます。 また、辞書の共有化で社内用語が統一され、誤訳によるミスコミュニケーションからも解放されます。
当システムの翻訳エンジンは、複数のCPUを利用した並列処理、それぞれのCPUの使用率を最大限にするチューニング、大容量メモリ空間の活用等により、複数の翻訳依頼が集中する負荷の高い環境であっても、A4、1ページの翻訳が1 秒以下のハイレスポンスを実現しています。 イントラネット内のサーバにこの翻訳エンジンを設置することにより、Webを介してどこからでも高品質な翻訳結果を瞬時に得ることができます。

当社は、「tr@nslingo」のような英日・日英翻訳システムが、今後 グルーバル企業には必須のシステムとなると考えています。
なお、今回開発したWebベースの英日・日英翻訳システムは、平成12年11月より提供を開始する予定です。

【主な特徴】

  • 従来の翻訳ソフトは、翻訳処理をクライアントで行なうのに対し、本システムでは、サーバ側で行ないます。利用者のクライアントが低スペックの場合でも、サーバに高性能マシンを採用することにより、高速な翻訳性能を実現できます。
  • 翻訳方向や利用する辞書が異なる複数の翻訳要求に対して、1センテンス単位にマルチCPUで並列処理することで高速翻訳を実現しました。(特許出願中)
  • 専門辞書/共用辞書をサーバ側で一括管理しますので、利用者のクライアントのディスクを圧迫しません。
  • 利用者がメールを受信する際、翻訳サーバで発信者情報のチェックとメールデータのコードを解析。翻訳された文書と添付ファイルを自動的にメールに付加いたします。

【動作環境】

サーバ : Microsoft(R)Windows(R)2000 Server Family
クライアント : Microsoft(R) Windows(R)95
Microsoft(R) Windows(R)98
Microsoft(R) Windows(R)2000 Professional
Microsoft(R) Windows NT(R)4.0 Workstation
【商標について】
  • Microsoft、Windows、Windows NTは米国Microsoft Corporation の米国、およびそ の他の国における登録商標です。
  • 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

以 上

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