【今回の主な発表製品と仕様】
- PRIMERGY
- PRIMERGY 6000
- PRIMEPOWER
- PRIMEFORCE
- CELSIUS Workstation
3.「PRIMEPOWER」
「PRIMEPOWER」は、富士通が新規に開発した、動作周波数450MHzのSPARC64(TM) GPプロセッサに、基本ソフトウェアとしてSolarisを採用したUNIXサーバで、富士通がこれまで大型汎用機の開発で培ってきた高信頼性機能と最大128CPUまで拡張可能な卓越したスケーラビィリティを備えています。
今回、PRIMEPOWER2000、1000、800の3モデルの販売を開始致します。
上記以外のモデルにつきましても、今後、機能強化にあわせ、順次「PRIMEPOWER」に名称変更を行ってまいります。
- 99.999%(*)のハイ・アベイラビィリティの実現
- ハードウェアのRAS機能強化やクラスタシステムによる高速ホットスタンバイシステムの実現、リモートメンテナンスにより大型汎用機に匹敵する99.999%*の稼働率を実現。
*:1年間のシステムの停止時間が5分以内
- SPARC64(TM) GPに搭載される1次/2次キャッシュメモリやシステムバスをECC(Error Checking and Correcting)で保護し、1ビットエラーを自動訂正することでシステムダウンを防止します。
- エラー検出機能によりECCエラーの発生場所の特定を行うことが可能です。 これにより、エラーの頻発する部品を特定し、事前に予防交換することでシステムダウンを未然に防止することが可能です。
- CPUとは独立したプロセッサを搭載したシステム監視機構(SCF:System Control Facility)が、ハードウェア異常や環境異常の自動検出に加え、交換時期の近づいた消耗部品の交換を促すメッセージを専用の管理用コンソールを通じて通知します。
- データベース、ファイルシステムのプレオープン機能により、クラスタシステムの切替時間を大幅に短縮し、1分以内のダウンリカバリを実現します。 また、ハードウェア、基本ソフトウェア、アプリケーションといった各層での階層型 フェイルオーバを実現し、業務停止を最小限に抑えます。
- 大型汎用機の生産工場である沼津工場で、製造・品質検査を実施し、大型汎用機と同等の高い信頼性を実現します。
- 高い性能と卓越したスケーラビィリティ
- SMP方式で、業界最高の128CPU構成をサポートします。 最大57.6GB/s(128CPU構成時)という業界最高水準のデータ転送性能を持つクロスバー方式のシステムバスで各CPUは接続されるため、CPU数の追加に応じ、最大128CPUまでのスケーラブルな性能向上を実現します。
- 1次キャッシュは256KB(データ128KB/命令128KB)、2次キャッシュは8MB(データ/命令共通)と大容量のキャッシュメモリを搭載した、動作周波数450MHzのSPARC64(TM) GPを採用しています。
- 動作周波数450MHzのSPARC64(TM) GPとシステムバスには、業界最先端の0.18μm銅配線CMOSを搭載しています。
- 銅配線を採用することにより、従来のアルミニウム配線と比べて、高いパフォーマンスを少ない消費電力で実現しています。
- 柔軟なシステム構築
- 「PRIMEPOWER2000、1000、800」では1台のマシンを、複数の独立したオペレーティングシステム環境に分割して利用できるパーティション機能を提供します。 各々のパーティションはハードウェア的に独立しているため、1つのパーティションがシステムダウンしても、他のパーティションは影響を受けることなく業務の継続が可能です。
- パーティション毎のシステム資源は、お客様のデータ量や業務量の変化に応じて容易に追加/削減が可能です。
【PRIMEPOWER2000の仕様】
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・ | プロセッサ | : | SPARC64(TM) GP |
・ | 動作周波数 | : | 450MHz |
・ | 1CPU当りのキャッシュメモリ | : | 命令:128KB+データ:128KB(一次) 命令/データ共通:8MB(二次) |
・ | プロセッサ数 | : | 8〜128 |
・ | メモリ | : | 4GB〜256GB |
・ | ディスク容量 | : | 内蔵:18.2GB〜2TB |
・ | I/Oスロット | : | PCIスロット×12〜192 |
・ | 最大パーティション数 | : | 15 |
・ | 外形寸法(W/D/H、mm) | : | 1,044×1,300×1,800(32CPUまで) 2,172×1,300×1,800(64CPUまで) 2,172×3,338×1,800(128CPUまで)
| ・ | 価格(税別) | : | 1億2,060万円より |
【PRIMEPOWER1000の仕様】
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・ | プロセッサ | : | SPARC64(TM) GP |
・ | 動作周波数 | : | 450MHz |
・ | 1CPU当りのキャッシュメモリ | : | 命令:128KB+データ:128KB(一次) 命令/データ共通:8MB(二次) |
・ | プロセッサ数 | : | 4〜32 |
・ | メモリ | : | 2GB〜64GB |
・ | ディスク容量 | : | 内蔵:18.2GB〜1TB |
・ | I/Oスロット | : | PCIスロット×6〜48 |
・ | 最大パーティション数 | : | 8 |
・ | 外形寸法(W/D/H、mm) | : | 766×1,161×1,800(16CPUまで) 1,470×1,161×1,800(32CPUまで) |
・ | 価格(税別) | : | 4,500万円より |
【PRIMEPOWER800の仕様】
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・ | プロセッサ | : | SPARC64(TM) GP
| ・ | 動作周波数 | : | 450MHz
| ・ | 1CPU当りのキャッシュメモリ | : | 命令:128KB+データ:128KB(一次) 命令/データ共通:8MB(二次)
| ・ | プロセッサ数 | : | 4〜16
| ・ | メモリ | : | 2GB〜32GB
| ・ | ディスク容量 | : | 内蔵:18.2GB〜540GB
| ・ | I/Oスロット | : | PCIスロット×6〜24
| ・ | 最大パーティション数 | : | 4
| ・ | 外形寸法(W/D/H、mm) | : | 66×1,161×1,800
| ・ | 価格(税別) | : | 2,950万円より
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