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1999-0218
平成11年10月19日
富士通株式会社

インターネットビジネスを支える

統合運用管理ソフトウェア「SystemWalker V5」新発売

運用管理コンセプト「Policy-based Systems Management:PSM」に基づき機能を大幅に強化し、商品ラインナップを拡充

当社はこのほど、『Policy-based Systems Management:PSM』のコンセプトに基づいた統合運用管理ソフトウェア「SystemWalker(システムウォーカー)」に大幅な機能強化と11製品の追加によるラインナップの拡充を行い、10月19日より販売を開始いたします。

当社では、昨年6月に企業の経営戦略に沿ったシステムの運用を実現する「SystemWalker」を発表し、運用管理分野におけるトータルソリューションを提供しています。さらに、今回のエンハンスにより、ますます拡大するインターネットビジネスを支える情報システムの効率的かつ安全な運用を支援するトータルな運用管理を実現いたします。

【代表的な新ソリューション】

  1. IT資源の一括管理ソリューション
    企業レベルでのIT資源の一括管理により、これまで以上に運用管理コスト(TCO:Total Cost of Ownership)の削減が容易に行えます。
    企業で使われる多数なパーソナルコンピュータと、そのパーソナルコンピュータが使用しているソフトウェアのライセンスを一括して管理します。加えて、コンピュータ資産(ハードウェアとソフトウェア)の稼働状況により、利用状況の分析が行え、効果的なコンピュータ資源の配置が行えます。
    該当製品:「SystemWalker/IT BudgetMGR」

  2. 統合ストレージ管理ソリューション
    大型汎用機、UNIXサーバ、PCサーバなどにネットワークで接続されたストレージシステム(SAN:Storage Area Network)の資源を、企業レベルで一個所から統合して管理することができます。これにより、効率的にストレージの使用を行い、運用管理コストを削減します。
    該当製品:「SystemWalker/StorageMGR」

  3. 統合アウトプットサーバソリューション
    様々なアプリケーションが稼動するGS/Mシリーズなどの大型汎用機、UNIXサーバ、PCサーバからの印刷データの集約、仕分け等を統合管理することで、効率的な印刷業務を行います。また、電子帳簿保存法に対応した帳票の電子化機能を提供します。
    該当製品: 「SystemWalker/PrintMGRメインフレーム連携」、
    「SystemWalker/OutputASSIST」、
    「SystemWalker/CharsetMGR」

  4. エンタープライズディレクトリ管理ソリューション
    これまで、企業のコンピュータシステムを運用し管理するために必要な情報(利用者情報、セキュリティ・認証情報、アプリケーション、ネットワークを含むコンピュータ資源など)は、別々に管理されていました。この情報を、ディレクトリ機能とPKI(Public Key Infrastructure)を使用し、統合して一元管理することで、利用者情報とセキュリティ、認証、アプリケーションなどを組み合わせた業務の運用が容易に行えます。
    該当製品:「SystemWalker/UserAccessMGR」

  5. IP管理ソリューション
    企業の経営戦略に沿ったシステムの運用ポリシーに基づき、アプリケーション実行の優先順位とネットワークの使用率(帯域)などを制御します。コンピュータシステムが提供するサービスのレベルを維持するために、アプリケーションの稼働率とレスポンスなどを保証することで、エンドユーザに快適なネットワークを含むコンピュータ環境を提供します。
    該当製品:「SystemWalker/IP PolicyMGR for ND」

【機能強化されたソリューション】

  1. 想定稼働管理ソリューション
    企業の経営戦略に沿ったシステムの運用ポリシーに基づき、システムのレスポンスタイムやシステム全体の業務処理能力等のシステムの稼動状況を監視し、トラブル発生時には業務への影響範囲を特定することにより、システムのサービスレベル(SLA:Service Level Agreement)の保証や迅速な業務復旧のための支援機能を提供します。
    該当製品: 「SystemWalker/CentricMGR」、
    「SystemWalker/OperationMGR」

  2. 基幹システムに対する運用管理ソリューション
    大型汎用機から、UNIXサーバ、PCサーバまでのマルチサーバを融合したシステムの統合管理機能を提供します。さらに、システムを監視するサーバと、コンピュータ機器などから通知される情報の伝送路であるネットワークを二重化することにより高信頼化を図ります。これにより、基幹システムの確実で安全な運用を実現します。
    該当製品: 「SystemWalker/CentricMGR GEE」、
    「SystemWalker/OperationMGR GEE」

【SystemWalkerを利用したサービスソリューション】

「SystemWalker」は、インターネットビジネスにおけるアウトソーシング、サービス・サポートビジネスを実現するための基盤機能を提供します。これにより、企業や企業グループでのソフトウェアライセンスを一括管理し大幅なTCOの削減を行う「ソフトウェアライセンス管理サービス」、企業情報の一元管理を行う「ディレクトリ構築支援サービス」、ネットワークの最適運用を行う「ネットワークシステム運用管理サービス」等を提供します。
【出荷時期】
1999年10月末より順次出荷します。
【販売目標】
今後3年間に、サーバ・クライアントソフトウェアを全世界で150万本の販売を予定しています。
【SystemWalkerについて】
「SystemWalker」は、「PSM(Policy-based Systems Management)」コンセプトに基づき、企業の経営戦略に沿ったシステムの運用を実現する統合運用管理ソフトウェアです。ポリシーマネージメント、サービスマネージメント、ライフサイクルマネージメントの3つを軸に企業の経営戦略に沿った最適な運用管理ソリューションを提供します。
従来から提供しているネットワークやシステムの集中運用管理、ジョブの自動運転機能に加え、アウトプット管理、性能管理、資源配付・インベントリ・ライセンス管理などのデスクトップ管理、ウィルス感染の監視、機器管理アプリケーションの開発ツールまで含めた統合ソリューションを提供し、TCOの最適化やシステムの安定稼働を実現します。
「SystemWalker」は、1995年12月に販売を開始して以来、1999年9月末現在の累計で、約5,900社のお客様に導入して頂いております。

*:TCO(Total Cost of Ownership)、システムの導入と運用管理コスト

【11の新製品と税別価格】

【機能追加製品と税別価格】

【商標について】

【添付資料】

以上


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