![]() 平成8年8月5日 富士通株式会社 |
当社はこのほど、ISS[*1] とクライアントサーバシステムを連携させたコンピュータ・テレフォニー・インテグレーション(CTI) による新しいソリューションを実現するコンセプト「FUJITSU CTI SOLUTION」を確立いたしました。
今回、第一弾の商品群として、PL法の施行、 NTT殿のアナログ回線での発信電話番号表示サービスの開始(97年夏頃予定)等により、特にお客様のニーズが強いコールセンターに対し、以下の商品を8月5日から順次販売開始いたします。
【システムの特長】
また、「FUJITSU CTI SOLUTION」の確立にあわせて、全国6地区(北海道・東北・関東・東海・関西・九州)に、顧客サポートを行う「CTIエキスパート」を組織化いたします。あわせて、「CTIエキスパート」を統括/支援するとともにソフト会社のアプリケーション開発を支援する「CTI サポートセンター」を設置いたしました。
【システム価格】
コンピュータテレフォニー市場は急速な拡大をみせており、米国では既に10億ドル市場を形成しており、日本においても2000年には 1,000億円市場に成長するものと予測されています。
こうした背景には、低成長時代における経営の効率化を追求する企業ニーズがあります。一つは、受注売上増大を目的とした営業マン、店舗にかわる効率的なセールス手段として注目されているコールセンターの構築ニーズです。
もう一つは、オフィス生産性の向上を目的としたコミュニケーションを含めたグループウェアの導入ニーズです。
一方で、PBX(構内交換機) をアプリケーションから制御するインタフェースにおいて、オープン環境での業界標準化(TAPI、Versit TSAPI[*6])がなされ、アプリケーションが拡大していくものと考えます。
当社は、こうしたCTI 活用へのニーズに対応して、業界標準に対応した商品群と、充実したサポートを「FUJITSU CTI SOLUTION」として提供いたします。
今回の「コールセンターソリューション」に加え、さらに、一般オフィスでの普及が進んできているグループウェアと連携した「オフィスソリューション」を提供してまいります。
また、アプリケーションの拡大に向けて、CallPackアプリケーションを強化していくとともに、米国製品の国内適用、ISV等の他社との連携を積極的に推進してまいります。
「FUJITSU CTI SOLUTION」については、98年までの今後 3年間で 1,400システム/300億円の売上を見込んでおります。
*1 ISS : Infomation Switching System (情報交換システム)
*2 FBCS: Fujitsu Business Communication Systems
(本社:米国カリフォルニア州アナハイム市、社長:アンソニー・カローロ)
*3 IVR : Interactive Voice Response
*4 WindowsNT:米国Microsoft 社の米国およびその他の国における登録商標
*5 TAPI : Microsoft Windows Telephony Application Programming Interface
*6 Versit TSAPI: Versit Telephony Services Application Programmatic Interface