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PRESS RELEASE (導入事例)

2015年2月20日
富士通株式会社

みなと銀行様が災害対策用勘定系システムのアウトソーシングサービス「FSPS-DR」を採用

実効性の高い災害対策サイトを効率良く実現し、お客様サービスの継続性を強化

株式会社 みなと銀行(所在地:兵庫県神戸市、取締役頭取:尾野 俊二、以下、みなと銀行)様は、このたび、当社の災害対策用勘定系システムアウトソーシングサービス「FUJITSU Financial Services Solution FSPS-DR(フジツウ ファイナンシャル サービシーズ ソリューション エフエスピーエス ディーアール)」(以下、FSPS-DR)の導入を決定しました。みなと銀行様は、2015年10月に、本サービスを利用した災害対策サイトの本格運用を開始予定です。

本サービスは、地域金融機関ごとの災害対策用勘定系システムを、最先端のセキュリティと堅牢な設備を備えた当社のデータセンター内に構築し、平常時の取引データのリアルタイムバックアップや、被災時のシステムの立ち上げや切り替えなどの初動対応支援、運用管理などと合わせて提供するサービスです。仮想化技術により分割したメインフレーム基盤上に、みなと銀行様とほかの地域金融機関の、それぞれ専用の災害対策用勘定系システムを構築して運用し、当社が一括してシステム環境の維持と運用管理を行うことで、地域金融機関のTCO低減を図ります。

これにより、みなと銀行様は、ウォームスタンバイの独自の災害対策サイトを効率的に確保でき、被災時には、取引データ消失を最少に止め、早期に業務を再開できます。また、自前で災害対策サイトを構築する場合と比べ、約4割のTCO低減を見込んでいます。

背景

東日本大震災を契機に、災害に備えた企業のデータ保全と業務継続性強化の必要性が高まっています。みなと銀行様は、広域災害に備え、より実効性の高い災害対策システムの整備が課題となっていました。この課題を解決し、将来に渡ってお客様に安心安全なサービスを提供するため、みなと銀行様は、当社の新しい災害対策用勘定系システムサービス「FSPS-DR」の導入を決定しました。

システムのイメージ
システムのイメージ

「FSPS-DR」の特長と導入効果

  1. みなと銀行様専用の災害対策サイトを効率的に確保

    本サービスでは、メインフレーム基盤を仮想化技術により分割し、ひとつのメインフレーム上に複数の地域金融機関の勘定系システムを稼働させることで、1金融機関のメインフレーム基盤利用コストを低減して提供します。また、最先端のセキュリティと堅牢な設備を備えた当社データセンターで、地域金融機関の勘定系システム運用業務に熟練した当社担当者が24時間365日、運用管理を行います。

    これにより、みなと銀行様は、自前の災害対策用システムセンターやメインフレームを保有することなく、災害対策用勘定系システムを利用できます。また、各種システムの保守サービスも受けられるため、安心安全な最新のシステム環境を維持できます。さらに、災害対策サイトの運用管理業務が不要なため、お客様向けのサービス強化に注力できます。

  2. 取引データ消失を最少化

    当社データセンターの勘定系システム基盤に装備されている「FUJITSU Storage ETERNUS(フジツウ ストレージ エターナス)DX8000 S2 series」のアドバンスト・コピー機能(注1)により、本番サイトから取引データをリアルタイムにバックアップすることで、数秒間分のデータ消失に止めます。

  3. 業務復旧に向けた手厚いサポート

    FSPSサポートセンターでは、地域金融機関の勘定系システム管理業務に熟練した担当者が、日々のデータバックアップの運用管理と定期的な運用切り替え訓練を行い、被災時に支障無く災害対策サイトへの切り替えができるように備えます。

    また、みなと銀行様の現行システムセンターが被災した場合には、災害対策用勘定系システムの立ち上げや切り替えなどの初動対応を支援します。

    これにより、みなと銀行様は、被災による営業店窓口やATMでの入出金業務停止時間を最小限に止めることができます。

商標について

掲載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 アドバンスト・コピー機能:
ディスクからディスクへの高速コピーを提供するETERNUS ディスクストレージシステムの機能。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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