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PRESS RELEASE (導入事例)

2013年10月7日
富士通株式会社

大成建設様、全社員9,000人向けにBYODサービスを提供開始

「モバらくだ for スマートデバイス」を採用、導入コストの大幅削減を実現

大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山内 隆司、以下、大成建設)様は、当社グループの「FUJITSU Thin Client Solution モバらくだ for スマートデバイス(以下、モバらくだ for スマートデバイス)」を採用し、10月15日から全社員9,000人向けにBYODサービスの提供を開始します。

本サービスにより、大成建設様の半数にあたる建築や土木部門などの外勤の社員は、個人で所有するスマートデバイス(スマートフォン、タブレット)から、メールやスケジュールの確認ができ生産性の向上が図れます。また、勤務報告などの人事系の個人申請といった約80の社内システムに安全にアクセスすることが可能となります。

「モバらくだ for スマートデバイス」は、大成建設様をモデルユーザーとして開発したサービスで、画面転送の高速表示技術「RVEC(レベック、注1)」によって、スムーズな画面表示や操作が可能となります。既存の社内システムを改修することなく、個人所有のスマートデバイスが活用できるため、導入コストの大幅削減を可能にします。

大成建設様は、今後、本サービスをグループ会社2万人まで拡大し、他の業務システムにも展開される予定です。当社は、今後も大成建設様のBYOD展開を支援していきます。

背景

今般、スマートデバイスの普及により、BYOD(個人が所有する端末の業務利用)へのニーズが高まっています。大成建設様は、社員の半数が作業所に勤務する外勤部門であることから、社員からのBYODのニーズは日増しに高まっていました。また、営業、設計、施工、調達、労務管理など部門横断で行う業務が多く、ビジネスの生命線であるコミュニケーションを、いつでもどこからでも安全にできるICT基盤の整備は、業務改革を推進する上では不可欠です。

そこで、このたび、大成建設様は、コミュニケーション基盤強化の一環として、全社員を対象にBYODサービスの提供を開始されます。

BYODサービス概要
BYODサービス概要

BYODサービスについて

本サービスは、当社グループの「モバらくだ for スマートデバイス」を採用し、個人が所有するスマートデバイスに専用のアプリケーションをダウンロードし、IDとパスワードを入力することで大成建設様のWebシステムにアクセスすることができます。

また、個人端末のセキュリティ対策として、端末にデータが残らないようにするため、情報をダウンロードできないセキュアブラウザ(注2)を採用し、安全性を確保しています。

本サービスにより、社員の半数を占める建築や土木部門などの外勤の社員は、職場のPCからだけでなく、移動中や隙間時間に個人で普段使っているスマートデバイスからコミュニケ―ションをタイミングよく行うことや、勤務報告などの人事系の個人申請ができます。

また、海外出張や出向先、育児休暇中や病気療養中など、インターネット環境からしか社内システムにアクセスできない社員の方が、会社の状況を知っておきたいときにも活用することができます。

「モバらくだ for スマートデバイス」について

「モバらくだ for スマートデバイス」は、さまざまなスマートデバイスから、画像転送技術などにより、「安全かつ快適」に社内システムにアクセスし、しかも利用端末にはデータを残さずにアクセスできるモバイル環境を提供するサービスです。既存のWebベースのシステムやクラウドサービスに手を加えることなく、短期間・低コストでモバイル環境の構築が可能です。

大成建設様をモデルユーザーとして機能やサービス内容を検討し、当社グループの富士通ネットワークソリューションズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:飯田 春幸)が開発しました。

  1. 画面転送の高速表示技術「RVEC」を採用し、スムーズな画面表示とセキュアブラウザを実現。

    富士通研究所が開発した画面転送の高速表示技術「RVEC」によって、画面転送のピーク値を抑えデータ転送量を最大で約10分の1に削減することができ、モバイル環境においても使用帯域が平準化されるため、モバイル環境利用時でもスムーズな画面表示や操作が可能となります。また、端末にデータが残らないよう情報をダウンロードできないセキュアブラウザとすることで、セキュアな環境の提供が可能です。

  2. Internet Explorer 8互換により既存のシステムを改修することなく利用可能。

    Internet Explorer 8互換機能により、既存のシステムを改修することなく、スマートデバイス端末に既存業務のPC画面をそのまま表示することが可能なため、BYODの導入コストを大幅に削減することができます。

  3. 利用形態にあったライセンス体系を提供。

    1人の利用者が端末を複数台登録しても、追加費用が掛からないライセンス体系にすることで、コストを抑制し効率的な運用を実現します。

大成建設様は、今後、本サービスをグループ会社2万人まで拡大し、また、他の業務システムにも対応させるなどBYODを展開される予定です。当社は、今後も大成建設様のBYOD展開を支援していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 RVEC:
Remote Virtual Environment Computing。富士通研究所が開発した画面転送の操作応答性能を向上させる高速表示技術。
注2 セキュアブラウザ:
端末内へのデータ保存の禁止や、接続できるWebサイトを限定することで、スマートデバイスの業務利用など、より安全なインターネット接続を行うためのWebブラウザ。「モバらくだ for スマートデバイス」では、サーバ上のブラウザの画面のみを転送することで、端末へデータ保存されない仕組みを実現するとともに、従来のセキュアブラウザでは難しかった既存のWebシステムとの互換性を大幅に向上し、セキュリティと利便性の両立を実現している。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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