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PRESS RELEASE

2013年3月11日
富士通株式会社
サウジアラビア工業用地公団

富士通とサウジアラビア工業用地公団が
環境管理システムの構築と運用に関する契約を締結

富士通アラビア(本社:サウジアラビア リヤド、代表者:アザド・アジーズ)とサウジアラビア工業用地公団(注1)(本部:サウジアラビア リヤド、総裁:サレー・アル・ラシード、以下、MODON)は、本日、サウジアラビアの工業団地における環境管理システムの構築と運用に関する契約を締結しました。

本契約にもとづき、富士通とMODONは、東部州のダンマン第二工業団地、首都リヤドのリヤド第二工業団地、西海岸のジェッダ第一工業団地において、大気や水の状態を計測するセンサーを設置し、環境汚染を常時監視するモニタリングシステムを構築します。また併せて富士通は、富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤 通宏、以下、富士電機)およびメタウォーター株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木田 友康、以下、メタウォーター)とコンソーシアムを形成し、システム構築後のシステム運用および環境モニタリング業務の代行、センサーから得られた蓄積データに基づく環境改善に向けた各種のコンサルティングを実施します。

本プロジェクトは、経済産業省の海外インフラ・システム輸出政策の一環でもあり、富士通とMODONは、日本とサウジアラビア両国の協力関係のもと、日本の知見と技術を活用して、サウジアラビアにおける環境の改善に取り組んでいきます。

経緯

富士通とMODONは、2010年より工業団地の環境改善に関する議論を開始し、環境保全をミッションに掲げるMODON側の環境改善に対する強い要望を背景に、2011年9月には、富士通アラビアとMODONが工業団地の環境改善に関わる協力について基本合意を締結しました。

また、2012年2月には、追加の基本合意として「環境マネジメントシステムおよびスマートコミュニティ関連の協力に関する覚書」を締結し、富士通は、富士電機、メタウォーターおよびみずほコーポレート銀行とコンソーシアムを形成し、経済産業省海外インフラ輸出委託事業にもとづく事業化可能性調査を実施してきました。

このほど、事業化可能性調査完了を受け、本格的な事業展開に向けて富士通とMODONが合意し、環境管理システムの構築と運用に関する契約を締結しました。


サウジアラビアの工業団地

関係者コメント

富士通株式会社 TCソリューション事業本部長 山田 昌彦

このほど、富士通とMODONが環境管理システムの構築と運用に関して契約を締結できたことを大変嬉しく思います。富士通がこれまで培ったICT技術と環境ソリューションのノウハウに加え、コンソーシアム各社の技術など、ALL JAPANとしてのソリューションの価値を認められたものと思います。本契約を機に、サウジアラビアの工業団地における環境の改善、さらには、将来のエコインダストリアルシティ実現に貢献していきたいと考えています。

サウジアラビア MODON総裁 サレー・アル・ラシード

MODONはサウジアラビア王国内の様々な地域の工業都市を構築し、統合的なインフラとサービスを備えた工業都市の開発を担当しています。我々は、MODONとして、産業と環境の調和のとれた関係を構築することを約束しており、このプロジェクトはMODONにとって、すべての工業都市における環境マネジメントシステムの展開に向けた足がかりとなります。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 サウジアラビア工業用地公団(MODON):
民間部門との協業を通じ、工業団地および技術地区を計画、建設および運営、維持管理する責務を委任されている独立政府機関。MODONの詳細については、こちらをご参照ください。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社
広報IR室
電話 03-6252-2175


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