PRESS RELEASE (サービス)
2011年8月11日
富士通株式会社
業務システムを「スリム化」するサービスを販売開始
「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」を強化
当社は、従来から提供している「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」において、既存の業務システムを「スリム化」するサービスを、本日より販売開始します。
「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」は、お客様が保有している業務システムをクラウド環境に移行するサービスとして、2010年5月より販売しており、今般、その一環として当社の社内システムでの実践から得たノウハウを活用し、既存システムを「スリム化」するサービスを提供するものです。
今回の新サービスでは、お客様の既存システムに対して、利用頻度の低い画面や帳票の統廃合、類似しているデータベースの統合、システム間インターフェースの統合などを行います。
これによりお客様は、ハードウェアやミドルウェアの見直しと合わせて、段階的なクラウド活用やシステムの再構築、パッケージの適用など、既存システムの最適化を実現できます。
業務処理が複雑に絡み合っている既存システムでは、以下のような課題を抱えています。
- 同じような処理が複数あるためメンテナンスに手間がかかる。
- 業務間のインターフェースが複雑でメンテナンスが困難である。
- システムの一部をクラウドに移行したいが対象のシステムと他のシステムとの関係性が複雑で移行できない。
- 他システムとのインターフェースが複雑なため、パッケージを適用する範囲が絞り込めない。
- インシデントが多く、保守案件の優先順位が決められない。
このような課題を解決するため、当社は「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」において、当社の社内システムでの実践から得たノウハウに基づき、新たに既存システムを「スリム化」するサービスを提供します。
なお、社内実践の際にはアプリケーション数を約8割、帳票数を約6割削減した実績があります。
〔「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」における新サービスの位置づけ〕
本サービスの概要
- アプリケーションのスリム化
- アプリケーションの稼働状況を洗い出し、利用頻度が少ないアプリケーションなどの統廃合を行いアプリケーションを集約します。
- インシデント分析により修正頻度が高いプログラムについては、保守性を向上させる対処を行います。
- データベースのスリム化
- データ管理システムの種類、データ項目の利用状況、文字コード、および拡張漢字などの使用状況を把握し、データベースや不要テーブル、および重複している項目の統廃合を行い、データベースを集約します。
- データベースの統合により、データ管理システムのライセンスを削減します。
- インターフェースのスリム化
- アプリケーション間、システム間、他社連携などのインターフェースの利用状況から、使われていない項目やフォーマットの統廃合を行うことで、インターフェースを集約します。
- 画面・帳票の見える化を行い、利用していない画面・帳票の統廃合を行うことで、画面、帳票を集約します。
- アプリケーション運用のスリム化
- 業務システムのサービスレベルを見直し、適切なサービスレベルにします。
- 標準的な運用保守プロセスを適用することにより、作業の標準化を行い、トラブルを削減します。
- アプリケーション保守案件のスリム化
- 保守案件の費用対効果、必要性、緊急性を評価し、予算に応じた案件に絞り込みます。
- アプリケーション保守費用のスリム化
- 1~5のスリム化施策を組み合わせて実施し、アプリケーション保守費用の最適化につなげます。
〔お客様の課題と対応〕
〔本サービスの適用イメージ〕
販売価格、および出荷時期
商品名 | 販売価格 | 出荷時期 |
---|---|---|
APMモダナイゼーションサービス for Cloud | 個別見積 | 即日 |
* 「スリム化」は上記サービスの一環として提供します。
価格例:
- アプリケーションのスリム化: 3メガステップ 500万円から
- 本サービス全体: VB6.0で構築された300画面(業務処理)、アプリケーション800本の業務システムをスリム化し、最新バージョン(VB.NET)へ再生 1,300万円から
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
- 「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」紹介サイト
- お客様の業務システムをクラウド環境に移行するサービスを販売開始(2010年5月11日 プレスリリース)
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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