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PRESS RELEASE (ユビキタスプロダクト)

2008-0218
2008年11月4日
富士通株式会社
株式会社富士通研究所

富士通製2.5型HDD「MHZ2 CJ」シリーズが「JIS X 19790」セキュリティ認証を取得

~ ハードディスクとしては初めて、政府機関の情報セキュリティ対策基準をクリア ~

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野副 州旦)と株式会社富士通研究所(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:村野 和雄)は、2008年4月に発表した暗号化機能搭載2.5型HDD「MHZ2 CJ」シリーズにおいて、ハードディスクとしては初めて「JIS X 19790」(注1)に基づくセキュリティ認証を取得しました。

本認証は、政府機関の製品調達において求められるセキュリティ対策基準の1つであり、今回の認証取得は、「MHZ2 CJ」シリーズが官公庁の求める高いセキュリティ強度を確保していることを示すものです。

富士通は、ノートPCや外付けHDDなどの盗難時の情報漏洩防止を目的とし、2008年4月に暗号化方式AES 256ビット(注2)に対応した2.5型HDD「MHZ2 CJ」シリーズを発表しました。

この度、「MHZ2 CJ」シリーズは、ハードディスクとしては初めて「JIS X 19790」の認証プログラム「暗号モジュール試験及び認証制度(JCMVP)」(注3)におけるセキュリティ認証を取得しました(注4)

JCMVP認証は、「暗号アルゴリズム」の適切な実装と「暗号モジュール」として鍵などの重要情報のセキュリティが確保されている製品に対し付与されるものです。

また、内閣官房情報セキュリティセンターが2008年2月に公表した「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(第3版)」(注5)の「暗号化機能及び電子署名の付与機能の導入」では、JCMVP認証を取得した製品の選択が強化遵守事項として要求されています。今回の認証取得により、「MHZ2 CJ」シリーズは、企業や官公庁をはじめとするお客様のIT製品・システム構築におけるセキュリティ向上に貢献してまいります。

富士通は、次世代のセキュリティHDD製品の設計・開発にも率先して取り組んでおり、2008年6月には、セキュリティ関連技術において業界標準仕様の策定・普及活動を行うTrusted Computing Group(TCG)のプロモーターメンバーに昇格しました。富士通は、これまで培ってきた技術やノウハウを活かし、これからもお客様のセキュリティニーズに応えた製品を提供してまいります。



商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 JIS X 19790:
暗号モジュールのセキュリティ要求事項。 米国商務省標準技術局(NIST)による暗号モジュール評価基準「FIPS PUB 140-2」を基に作成された国際規格「ISO/IEC 19790」の一致規格。
  注2 AES 256ビット:
Advanced Encryption Standardの略。米国商務省標準技術局(NIST)によって選定された標準暗号化方式。AESの鍵長は、128、192、256ビットの3つの長さが定義されている。鍵長が長いほど暗号強度は高くなる。
  注3 暗号モジュール試験及び認証制度(JCMVP):
「JIS X 19790」への適合性を検証する制度(Japan Cryptographic Module Validation Program)。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA:Information-Technology Promotion Agency,Japan)が運用している。
  注4 セキュリティ認証を取得しました:
認証対象製品の詳細に関しては、製品情報サイトをご覧ください。
  注5 政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(第3版):
各府省庁が情報セキュリティの確保のために取るべき対策基準、およびその水準をさらに高めるための基準を定めたもの。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社 ストレージプロダクト事業本部 ビジネス開拓部
電話: 044-754-2375 (直通)
磁気ディスク装置のお問い合わせ


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