PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2007-0216
2007年10月15日
富士通株式会社
~ 次世代ネットワークの「見える化」を実現 ~
当社はこのほど、次世代ネットワークにおける運用管理・品質管理を実現するネットワークサービス管理ソリューション「ProactnesⅡ(プロアクトネス ツー)」を開発し、2008年度第1四半期より販売開始します。「ProactnesⅡ」では、ネットワークサービスで提供される音声や映像の体感品質(QoE: Quality of Experience)を管理する「ProactnesⅡ QM(プロアクトネス ツー キューエム)」と、数十万規模の通信機器で構成される大規模ネットワークの監視、運用管理を実現する「ProactnesⅡ NM(プロアクトネス ツー エヌエム)」を提供します。「ProactnesⅡ QM」は、株式会社富士通研究所(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:村野和雄)が開発した音声や映像の体感品質を定量化する技術を業界で初めて製品化するもので、IP電話の音の聞こえやすさやネット配信の映像の見えやすさといったお客様が感じる品質の「見える化」を実現します。
このソリューションにより、当社は、次世代ネットワークで提供される各種サービスの的確な品質管理・分析を可能にするとともに、大規模ネットワークの運用管理を実現し、お客様の高品質なネットワークサービスの提供を支援してまいります。
近年、ネットワーク技術の発達に伴いブロードバンドが普及し、IP電話や映像配信といったさまざまなサービスがIPネットワーク上で提供されるようになりました。これらのサービスの社会的重要性が高まる中で、ネットワークインフラは大規模で複雑なシステムになり、運用管理や問題発生時の対処が困難になっており、ネットワークサービスの品質管理とネットワークインフラの運用管理はサービス事業者にとって非常に重要な課題となっています。当社がこのたび開発する「ProactnesⅡ」は、これから始まるオールIPの次世代ネットワークを見据え、ネットワーク上で提供されるサービスの品質向上を支援するとともに、その効率的な運用管理を実現するネットワークサービス管理ソリューションです。
当社は、次世代ネットワークの実現に必要なネットワーク機器、ネットワークサービス管理ソリューションなどの各種製品を提供してまいります。
「ProactnesⅡ」は、以下の2つのソリューションで構成されます。
ネットワーク上のパケットを汎用サーバで正確に計測し、サービスのトラフィックを直接収集、分析し、品質の変化を検知することで、ネットワークサービスで提供される音声や映像の体感品質を定量化し、音の聞こえやすさ、映像の見えやすさといったお客様が感じる品質の「見える化」を実現します。また、常時モニタリングを行うことで、リアルタイムでの品質変化や障害傾向分析、予兆検知ができ、お客様がサービスの品質劣化を感じる前に対策を講じることが可能になります。
2000年8月に発売した「Proactnes/SN(プロアクトネス エスエヌ)」のアーキテクチャーを改良し、数十万規模の通信機器で構成される大規模ネットワークにも対応が可能となり、コア網からアクセス網までの障害監視、MPLS-VPN(注1)制御、VLAN(注2)制御などの運用管理を実現します。また「ProactnesⅡ QM」と連携し、ネットワークサービスの品質状況をサービス・地域ごとに把握し、その運用状況や品質劣化の影響を的確に把握することが可能になります。
|
2008年度第1四半期を予定しております。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 午前9時~午後5時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。