富士通株式会社(本社 : 東京都千代田区丸の内 社長 : 秋草直之 以下富士通)とNCRコーポレーション(本社 : 米国オハイオ州デイトン市 会長 : ラーズ・ナイバーグ 以下NCR)は、金融機関向けのセルフサービス機器(ATM/CD)についての開発協業と製品・技術の相互供給に関する戦略的提携関係を構築することで合意いたしました。

欧米で広く使用されている普及型ATM/CDのグローバル リーダであるNCRと、日本市場において普及している先進的多機能ATMの世界トップシェアを持つ富士通が提携することにより、ATM/CDの開発効率の向上と市場への投入期間短縮がより一層加速されます。

金融サービス業界においても、グローバリゼーションの進行、インターネット技術の普及、決済手段の多様化と同時に、金融サービスと流通サービスの境界が消滅しつつあるなど、劇的な変化がおきております。また、市場ではより技術的に洗練され、多彩なサービスを提供できる金融機関向けATMソリューションが求められています。

このような市場環境の変化に対応するため、両社は戦略的提携による開発力の相互補完と強化を行います。具体的には、新しい機種及びそれらに使用される技術を共同開発するとともに、開発した製品および技術を相互供給することで、市場のニーズに、迅速に、より効率的に対応し、顧客満足度の向上を実現してまいります。なお、共同開発の成果を取り入れた製品は、両社がそれぞれのチャネルにて販売、サービス提供するとともに、より高い収益性を目指して努力してまいります。