Windows CE3.0搭載のモバイルハンディ「TeamPad300」新発売
〜CMOSカメラにも対応し二次元バーコード、多段バーコードの読取が可能〜
当社はこのほど、基本ソフトに『Microsoft(R) Windows(R) CE V3.0』(以下Windows CE3.0)を搭載、二次元バーコード、多段バーコードの読取が可能なモバイルハンディ『TeamPad300』を開発、本日より販売開始いたします。本体価格は25万円からで今後3年間で5万台の販売を目指します。
本製品はグローバル製品として位置づけており、順次海外での販売も予定しております。
TeamPad300はWindows CE3.0の採用により、お客様はVisual C++などによるオープンな開発環境で容易にアプリケーション開発が行えます。
また、CMOSカメラの採用により一次元バーコードだけでなく、今後物流業界を中心に運用が広まる二次元バーコード、多段バーコードにも対応可能です。
さらに11Mbpsの高速SS無線通信、NTT DoCoMo殿のパケット通信サービス「DoPa」のサポートにより、屋内では無線LANで、屋外ではWANでと様々なネットワークへの接続が可能になり、お客様は、現場と本部との通信をリアルタイムに行い、常に最新の情報を参照することができます。
[モバイルハンディ「TeamPad300」の特長 ]
(1)基本ソフトにWindows CE3.0を採用
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Visual C++ などによるオープンな開発環境で、お客様の運用に合わせた柔軟な開発が行えます。また、当社独自のアプリケーション開発言語『HANDY BASIC』にも対応し当社ハンディのプログラム資産の継承も実現いたします。
(2)レーザスキャナ内蔵タイプ、CMOSカメラ内蔵タイプの二機種をラインアップ
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CMOSカメラ内蔵タイプは、一次元バーコードや二次元バーコードだけでなく、多段バーコードやサイン等のイメージ読取にも対応致します。
(3)見やすい液晶大画面タッチパネルを採用
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240ドット×320ドットの液晶大画面タッチパネルを採用し操作性を向上。
(4)多彩かつ柔軟なネットワークへの対応
- NTT DoCoMo殿のパケット通信サービス「DoPa」のサポートにより、現場からリアルタイムにデータ送信できます。また、電話番号を書き込んだICメモリチップ「DoPa Chip」に対応しているので、故障時にはDoPa Chipを本機から抜き出し、予備機に差し込むことで同じ番号のまま継続して利用することができます。
- 業界標準IEEE802.11b(*1)に準拠したSS無線LANをサポート。11Mbpsの高速無線通信による現場でのリアルタイムなデータ連携が可能。
- PCとのインタフェースとして、USBインタフェースや光インタフェースも用意。
(5)アウトドア使用に自信の耐環境性
- JIS防滴II形仕様(*2)に準拠した強力な防滴性、-5°Cの低温度環境下での操作、1.5mからコンクリート面への落下時のメモリー保障など、アウトドアでの使用を十分考慮した設計を行い十分な耐環境性能を実現。
- 裏面にゴムラバーを追加し、30°の傾斜でも滑らない安定性を実現。
- プラスチックタッチパネルやマグネシウム合金フレームを採用することにより強度がさらに向上。
(6)使いやすい斬新なデザイン
- キーを上に配置した片手で使いやすいデザイン
- 左右2箇所にトリガキーを、表面にカーソルキーを標準装備。カーソルキーはトリガキーとしてもお使いいただけます。
- CMOSカメラ内蔵タイプでは、十字ポインタを採用し360度どの角度からでも読み取りが容易になりました。
[価格] 本体25万円(税別)より
[出荷時期] 平成13年8月末より
[販売目標] 3年間で5万台
[用語説明]
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- *1 IEEE(米国電気電子技術者協会)が定めた無線LAN規格
- *2 日本工業規格。機材を正規の取付状態にして4方向(前後左右)に鉛直から15°傾け、その上方200mm以上の高さから毎分3〜3.5mmの降雨量で、10分間水を滴下する実験を行った時、機器の内部に正常な動作を阻害する浸水がないこと。
[商標]
- Microsoft、Windows CE及びVisual C++は米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
- DoPaはNTT DoCoMoの登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
以 上
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