富士通株式会社(代表取締役社長 : 秋草 直之、本社 : 東京都千代田区丸ノ内、以下 富士通)と インテルコーポレーション(社長兼最高経営責任者 : クレイグ・バレット、本社 : 米国、以下 インテル)はこのほど、IA(インテル・アーキテクチャ)をより市場に浸透させ、IAサーバのビジネスを拡大させるために協力することで合意いたしました。
富士通とインテルは、これまでもIAサーバのビジネスにおいて協力してビジネスを行っています。今後も、IAサーバによるソリューションの提供がより重要になるという認識で一致し、今回の合意に至りました。
【両社の協力における主要項目】
(1) 「富士通IAソリューションセンター」の設立
富士通は、これまで蓄積してきたソリューションのノウハウを基に、多様化するお客様のシステム構築を支援する「富士通IAソリューションセンター」を、平成13年3月に設立します。本センターは、ビジネス市場におけるIAサーバの普及と適用を主な目的として、IAサーバ上でのシステム構築のコンサルティングとシステムの検証を行います。なお、本センターの規模は、初年度100名程度を予定しており、初期にはIA-32ベースのシステムにフォーカスしますが、その後、ItaniumTMプロセッサ・ベースのシステムおよびソリューションに対しても注力します。
加えて、富士通とインテルは、全てのソリューションがIAサーバで実現できることを実証するために活動します。両社は、それぞれのソリューションセンターでコンサルテーションを行い商談支援活動の幅を広げることで、販売やマーケティング活動で協力していきます。
ソリューションセンターの機能には下記のものがあります。
- ソリューションセンターにて蓄積しているインターネットソリューション、Enterpriseクラスのシステムソリューション等の最新・最適なソリューションを提供します。
- 商談コンサルテーションを実施し、お客様に最適なシステムの構築を支援します。
- スムーズなシステム立ち上げのため、お客様の要求するソリューションの事前検証を支援します。
(2) インテルItaniumアーキテクチャによるエンタープライズ・システムの開発
富士通はインテルと協力し、インテルItaniumプロセッサベースのサーバのパイロットプログラムを開始します。これは、お客様にItaniumアーキテクチャ システムの動作検証等をしていただき、早期導入を支援するプログラムです。
また、富士通は、インテルの次世代Itaniumプロセッサファミリチップをベースに高い拡張性を持った32wayシステムの開発をしています。
富士通は、このシステムにおいて、インテルの次世代チップセットと超高速インターコネクト技術SynfinityTMなどの富士通独自技術を組み合わせることによりスケーラブル・システムを実現し、業界トップレベルの拡張性、RASを提供するとともに、優れたコスト・パフォーマンスを実現する予定です。
富士通とインテルは、それぞれが同一チップセットアーキテクチャーに基づいたプラットフォームを提供することに加え、両社はOSベンダー、ソフトウェアベンダー及び、ファームウェアベンダーと協力し、強力なインターネットをささえるエンタープライズソリューションを実現してまいります。
両社は、「富士通 IA ソリューションセンター」の設立と、富士通のItaniumプロセッサ・パイロット・プログラムへの参加により、富士通のIAサーバによる、新しいインターネット・ビジネス・ソリューションが、国内のみならずグローバルに拡大していくものと期待しています。
また、富士通は、今回のインテルとの協力体制を基に、IAソリューションセンターをグローバルに展開していく予定です。
【商標について】
- Itaniumは、米国Intel Corporationの米国およびその他の国における商標です。
- その他記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
以 上
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