2023年12月1日
富士通株式会社

「パーソナライズド動画サービス」と「Finplex EnsemBiz」を活用したメール開封率を向上させる配信モデルの実証実験を開始


当社は、デジタルマーケティングにおいて重要で効果的な手段とされるメールマーケティングの課題の一つのメール開封率を向上させる実証実験を、株式会社川崎フロンターレ(以下、フロンターレ)とともに2023年12月1日より開始します。

本実証実験では、強固なセキュリティ環境でお客様一人ひとりに最適化した動画生成を行う「Fujitsu パーソナライズド動画サービス」(以下、パーソナライズド動画サービス)と、少ないデータで根拠のある高精度な予測を実現する当社のAI技術を組み込んだ「Finplex EnsemBiz(フィンプレックス アンサンビズ)」(以下、EnsemBiz)を活用して、フロンターレのサッカースクールに通う約3,000人のスクール生を対象に、学年別にリフティングの宿題動画を生成し、メール配信します。メール配信先である保護者の続柄や年代などの顧客データと動画を視聴した時間などの行動データを「EnsemBiz」のAIで分析した結果、メールを開封しやすい曜日や時間などの配信モデルを作成し、メール開封率向上における有用性を検証します。

当社は今後、本サービスをもとにお客様の効果的なデジタルマーケティング戦略の実現を支援します。

実証実験の概要

1. 期間:

2023年12月1日から2024年1月19日まで

2. 対象:

株式会社川崎フロンターレのサッカースクールに通う約3,000人のスクール生の保護者

3. 内容:

スクール生の学年毎にリフティングの宿題動画を保護者にメール配信します。
「パーソナライズド動画サービス」で動画生成時に使用する年齢や性別などの顧客属性データと顧客一人ひとりが動画を視聴した回数や日時、再生率などの動画視聴ログデータを使用し、「EnsemBiz」でAI分析することで、顧客属性ごとにメール開封率の高い時間帯や曜日など配信モデルを自動で提示します。
「EnsemBiz」は少量のデータで高精度なAI分析を行い、複数の仮説を提示し、仮説の根拠も明確なため、さらに人が仮説を再検証することで、新たな配信モデル立案の一助とすることが可能です。本実証実験では、この機能を活用し、顧客の行動パターンを把握し、メールを開封しやすい最適なタイミングでの配信モデルを検証し、効果的な非対面プロモーションを実現します。
メール開封率向上の自動化モデル

「Fujitsu パーソナライズド動画サービス」について

株式会社クリエ・ジャパンが提供するパーソナライズド動画生成エンジン「PRISM」を導入し、顧客の属性情報を基に、一人ひとりに最適化した動画が生成できるサービスです。顧客一人ひとりが必要とする情報を短い時間でわかりやすく提供できるため、デジタルマーケティングによる顧客発掘だけでなく、複数の見込顧客へのアプローチや、既存顧客のアップセル提案の高度化と従業員の工数削減に寄与します。

「Finplex EnsemBiz」について

当社独自の説明可能なAI技術である「Wide Learning」と「Deep Tensor」を搭載し、少ないデータで根拠のある高精度な予測を実現し、次のアクションを自動で提示することができるAIスコアリングプラットフォームサービスです。人が担っていたために判断に差が出ていた業務について各種判断の均質性を高め、マーケティング活動での効率的なアプローチを可能にします。

今後について

当社は今後、メール配信をマーケティング手段として活用している金融、リテール、教育、エンタメなどの業界へ、本サービスの導入を進め、お客様のさらなる効果的なデジタルマーケティング戦略の拡大を支援します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1
    株式会社クリエ・ジャパン:
    本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 中沢 宏

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