2023年1月18日
富士通株式会社

「行動分析技術Actlyzer」で製造分野のデジタルツインを実現する新技術を開発し、「第7回スマート工場EXPO」に出展


当社はこのたび、人の様々な行動を認識するAI「行動分析技術Actlyzer(アクトライザー、注1)」について、設置済みのカメラを含む任意のカメラで撮影した映像から作業者の行動や装置との関係性を3次元で検出し、シミュレータ上で再現した仮想生産ラインとの対応付けを行う新技術を開発しました。本技術により、人の実際の作業状況とシミュレーションの対応付けを自動化するデジタルツインを実現し、シミュレーション結果と実績との乖離の把握や予知保全を支援するものです。

具体的には、カメラごとに異なる焦点距離やレンズの歪みを、画像内のものの向きや線分の情報をもとにAIが自動推定することで、人や装置の位置を正確に検出でき、現場に設置された装置のCADデータとの位置合わせを行うことにより、映像中の行動の3次元情報をCADデータ上に簡単かつ高精度にフィードバックすることができます。本技術の詳細についてはこちらからご覧ください。

図. デジタルツインのイメージ 図. デジタルツインのイメージ

本「行動分析技術Actlyzer」を活用したスマート工場における取り組みを、2023年1月25日(水曜日)から27日(金曜日)まで東京ビッグサイトで開催される「第7回スマート工場EXPO」の当社ブースにて、体験型のデモンストレーションで紹介します。

また、株式会社ブロードリーフ注2のブースにおいて、同社の作業分析・業務最適化ソリューション「OTRS®︎」と当社の作業分節AI技術を組み合わせて、製造現場における作業者の一連の動作映像を「部品を取る」「ねじを締める」「カバーを取り付ける」などの要素作業ごとに自動分割する共同開発中のサービスを出展します。

「スマート工場EXPO」について

本展は、スマート工場を実現するためのIoTなどの多様なソリューションや、AI、FA(Factory Automation)、ロボットなどの最新技術が幅広く出展される専門展示として毎年開催されています。

当社ブースでは、「人と地球が共存するマニュファクチャリング~持続可能な成長を支える~」をテーマに掲げ、サステナブルな世界の実現を目指す「Fujitsu Uvance」のもと、人と地球が共存し持続可能な成長を支える「Sustainable Manufacturing」の実現に向けた最新技術や課題解決への取り組みをリアルとバーチャルのハイブリッドでご紹介します。出展内容の詳細についてはこちらからご覧ください。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1
    行動分析技術Actlyzer:
    本技術は、当社のAI画像解析ソリューション「Fujitsu Cognitive Service GREENAGE」の行動検知として商品化済み。
  • 注2
    株式会社ブロードリーフ:
    本社 東京都品川区、代表取締役社長 大山 堅司。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

研究本部 コンバージングテクノロジー研究所
E-mail:fj-actlyzer-contact@dl.jp.fujitsu.com



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