世界最大のパソコン通信会社「コンピュサーブ社」と富士通(株)が提携し、平成7年3月6日 コンピュサーブ社 富士通株式会社
「コンピュサーブ社」(本社:オハイオ州コロンバス市、社長:モーリス・A・コッ クス)と富士通株式会社は、仮想現実(バーチャルリアリティ)技術を利用したマルチ メディア通信サービス「Worlds Away」を年内に、米国、欧州、日本を始め 世界150 ケ国向けに開始することで合意いたしました。
「Worlds Away」は、情報ハイウェイ時代に先駆け、現在のパソコン通信
ネットワークで、仮想社会(バーチャルワールド)での人々のコミュニケーションを世
界的な規模で提供する初めての試みです。
ネットワーク上に作られた仮想社会の中にいる自分の分身を利用して会話や現実と同
じような社会生活を行うことができます。アニメによる仮想社会に入ったユーザーは、
自分の分身やマンションを持ち、お互いにコミュニケーションし、友達や恋人を作った
り、商売にチャレンジすることができます。
現在のパソコン通信で行われている文字によるやりとりを発展させ、仮想社会にアニ
メで作られた街や部屋やアウトドアの自然の中を自由に歩き回り、ジェスチャーを交え
たり、顔の表情を変えることにより、新しいコミュニケーションが行えます。
コンピュサーブ社は、同社のパソコン通信サービスのメニューとして本サービスを提 供する予定です。ユーザーは、手元のパソコンに、あらかじめコンピュサーブの通信販 売などで、購入したCD-ROMソフトウェアをいれ、コンピュサーブに接続すること で、本サービスをご利用いただけます。ソフトウェアの価格は、10USドル以下を予定 しています。
「Worlds Away」は、平成2年2月より、国内で提供している「富士通ハ ビタット」をベースにワールドワイドなサービスを目指し開発されています。日本では ニフティサーブ経由でご利用できます。
将来、このサービスを発展させれば、現実のお店に行くかわりに、「Worlds Away」の中のお店に行って、店員と対話しながら買い物をしたり、銀行やチケット 予約窓口に行って相談しながらサービスを受けたりすることなどをオンラインにより、 行うことも可能となります。
CompuServeは,消費者向けオンラインサービス提供企業としては世界で最大の会社で す。現在加入者が270 万人で,毎月10万人ずつ会員が増えています。
WorldsAwayソフトウェアの価格は,10ドル以下でユーザーは値段に相当するサービス が利用できます。WorldsAwayは, CompuServeの会員にサービスの延長として提供されま す。現在、CompuServe会員への延長サービス料金はアメリカ,カナダ,ヨーロッパで最 高14,400ボーまでアクセスでき,1時間4.80ドルです。CompuServeの加入費は、1カ月 9.95ドルです。
以 上
●報道関係お問い合わせ先 電話 03-3215-5236(直通)