PRESS RELEASE
2024年9月19日
一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION
富士通株式会社
富士通とSTELLAR SCIENCE FOUNDATION、パートナーシップを締結し、若手研究者支援でイノベーション創出へ
富士通による基金拠出と多様なコラボレーションで、革新的な科学研究エコシステム構築を支援
一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION(注1)(以下、SS-F)と富士通株式会社(注2)(以下、富士通)は、次世代の研究者の発掘と支援および新たな研究テーマの創出に向けてパートナーシップを締結し、この度、両者のコラボレーションを開始しました。本パートナーシップでは、富士通がSS-F基金に資金を拠出することで、研究者同士の連携や交流を促進する科学研究のエコシステム構築を支援します。また、SS-Fが定める基準を満たした革新的な発見や発明を行う研究者と富士通の研究員やエンジニア、事業部門との交流を通じて、若手研究者の育成を支援し、共同技術研究やイノベーションの創出を推進します。
SS-Fは、2019年の設立以降、「People-Centric(人から生まれ、人とつながり、人で広がる)」の理念に基づき、個々の研究者同士が企業や組織、研究分野を越えて、連携や交流ができるエコシステムを構築し、新たな発見や研究を次々に生み出すことを目指して活動しています。
富士通は、量子コンピューティングやAIなどの先端技術分野で世界をリードする研究組織である富士通研究所を持ち、多数の研究員が所属しています。また、これまで日本の研究者育成支援活動に加え、富士通スモールリサーチラボ(注3)をはじめとする産学連携活動を通じた異分野融合によるイノベーション創出および社会課題解決に取り組みを推進してきました。
本パートナーシップにより、日本の若手研究者支援を一層強化し、日本の科学技術力の発展に寄与することを目指します。
第一弾のコラボレーションとして、8月22日から23日まで、SS-Fが主催する研究者コミュニティのリトリートイベント(合宿形式の交流イベント)が開催され、富士通研究所の研究員が参加しました。本イベントで実施されたディスカッションやワークショップでは、富士通とSS-Fコミュニティの研究者との間で、社会実装やイノベーションに必要な新たなインサイト創出のための積極的な意見交換が行われました。
今後も、互いの強みを活かしたコラボレーションイベントやプログラムの企画を通して、次世代がリードするイノベーションの創出に貢献してまいります。
パートナーシップ概要
- 富士通がSS-F基金へ資金を拠出し、SS-Fの運営をサポート
- 富士通は、SS-Fが募集する基金へ資金を拠出します。この基金は、SS-Fによる科学研究エコシステム構築のために使用されます。
- 富士通は主要なスポンサーのひとつとして、SS-Fの活動を強力に支援します。
- 両者コラボレーションプロジェクトの企画(予定)・実施
- 革新的な発見・発明を行うSS-Fの研究者コミュニティと富士通研究所の研究員による研究コラボレーション
- 若手研究者や学生を対象とした、最先端の研究活動を学ぶイベントの共同開催
- 新たなコラボレーションや共同研究を目指すため、さまざまな領域の研究者やビジネスパーソンなど、分野を越えた異分野・異業種の人材交流を促進するイベントの共同開催
- 若手研究者の研究・キャリア支援を行うための、富士通とSS-Fの共同メンターシッププログラムの構築
一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION 代表理事 武部貴則 コメント
この度、富士通とSS-Fのパートナーシップを締結することができ、大変光栄に思います。私たちは、 「People-Centric(人から生まれ、人とつながり、人で広がる)」の理念のもと、個々の研究者が組織や分野の垣根を越えてつながり、ともに新しい発見・発明やイノベーションを創出するための環境づくりを行ってまいりました。
今回、世界をリードする研究開発力を有する富士通さまのご支援を得ることで、これまで以上に多様な人材たちの交わりが生まれ、革新的なシーズが生まれていくものと確信しています。本パートナーシップを通じて、次世代研究者の発掘と成長の支援を加速化させることで、国境や分野を超えた破壊的なインベンションを生み出す新たな道筋をともに描いていきたいと思います。
今後の共同プロジェクトによって、私たちが大切にしているPeople-Centricの理念を具現化し、グローバルに大きなインパクトをもたらす先進事例を次々と打ち出していくことを心から楽しみにしています。
富士通株式会社 取締役会長 古田英範 コメント
この度は、SS-Fとの協業を発表できることを大変嬉しく思います。優秀な若手研究者に対して、個人による想像を超えた発見や、交流による人智を超えた発想等を強力に支援することで日本の科学力低下の難題に立ち向かい、科学の力を信じて世界の大きな前進に挑むSS-Fの活動及びビジョンに強く共感しています。
当社としても、既存事業の延長線上にない新たな研究テーマや事業の開発はとても重要なものと捉えており、今回の協業が社会課題の解決につながり、そして新たな事業が創造されるクラスターになることを期待しています。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
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注1
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注2
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注3富士通スモールリサーチラボ:
富士通の研究者が大学内に常駐または長期的に滞在し、共同研究の加速、新規テーマの発掘、人材育成および大学との中長期的な関係構築を目指す取り組み。
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
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富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200(通話無料)受付時間: 9時~12時および13時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・富士通指定の休業日を除く)
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