PRESS RELEASE

2023年11月30日
富士通株式会社
Fujitsu Australia Limited
Macquarie University

富士通とマッコーリー大学、ヒューマンセンシングと生成AIによるデジタルコーチングプラットフォームの産学連携拠点を設置

富士通株式会社注1(以下、富士通)と豪州Macquarie University注2(以下、マッコーリー大学)は、ヒューマンセンシング技術と生成AIを融合させ、個々人の行動傾向や業務スキルに応じた最適な教育コンテンツを自動生成するデジタルコーチングプラットフォームの確立を目指す連携拠点として、マッコーリー大学内に「Fujitsu Macquarie AI Research Lab」を2023年12月1日に設置します。本連携拠点は、富士通が推進する「富士通スモールリサーチラボ」注3の取り組みの一環として設立するものです。

マッコーリー大学は、社会課題解決に向けて様々なAI研究に取り組んでおり、同大学の「Centre for Applied Artificial Intelligence」や「Centre for Health Informatics」などの研究センターを通じて、銀行や教育機関、ヘルスケアなどの様々な分野で先駆的なプロジェクトを手掛けてきました。また、富士通は、「行動分析技術Actlyzer」をはじめとするヒューマンセンシング技術の長年の研究開発実績に加え、生成AIを用いた消費者の行動変容に関する研究にも取り組んでいます。

本連携拠点では、マッコーリー大学のAIと富士通のヒューマンセンシングの技術知見をもとに、個人に最適な教育コンテンツを自動生成しスキル向上を支援するパーソナライズドデジタルコーチングのプラットフォームの研究開発を進めます。

開発した技術は、富士通の先端AI技術を素早く試せるAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platform」を通じて2024年度以降に順次提供していくほか、マッコーリー大学附属病院のヘルスケア領域やリテール、公共分野などの複数分野における社会実装に向けた実証実験にFujitsu Australia Limited注4と共に取り組んでいきます。

本連携拠点の概要

1. 設置期間:

2023年12月1日(金曜日)から2027年1月31日(日曜日)まで

2. 設置場所:

マッコーリー大学(所在地:豪州シドニー市)
写真. マッコーリー大学 写真. マッコーリー大学

3. 研究内容:

製造やリテール、ヘルスケアなどの様々な領域において、対象者の業務における作業内容や対応時間などのセンシングデータを収集・分析し、対象者が保有するスキルやノウハウのほか、固有の癖や課題などを推定することで、個人に合わせた教育コンテンツを自動生成するパーソナライズドデジタルコーチング技術を開発します。本技術を用いることで、例えば製造現場における作業者の行動データを分析し、ミスを減らすための教育コンテンツを自動生成することが可能です。また、生成コンテンツは文書や音声、映像などの様々な形式で、個人の趣向やコーチング内容に合わせて出力できます。

両者は、今回研究開発する仕組みを、複数の異なる業務に共通的に適用できるプラットフォームとして確立させることを目指しています。マッコーリー大学付属病院におけるヘルスケア領域の実証実験に加え、AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platform」を活用し、リテールや公共など、Fujitsu Australia Limitedのお客様と複数の分野で有効性を実証していきます。

さらに、本拠点を日豪の産学連携研究開発拠点として推進するとともに、先端AI技術を活用した社会課題解決をリードする人材育成にも強力に取り組んでいきます。

4. 各者の役割:

富士通:
  • ヒューマンセンシングや生成AIなどの技術を用いたパーソナライズドデジタルコーチング技術の研究開発
  • 日本や豪州におけるリテール、公共など複数分野での実証実験および有効性検証

マッコーリー大学:
  • ヒューマンセンシングや生成AIなどの技術を用いたパーソナライズドデジタルコーチング技術の研究開発
  • マッコーリー大学付属病院における医療分野向けの開発技術の実証実験および有効性検証

Fujitsu Australia Limited:
  • 豪州におけるリテール、公共などの複数分野における技術実装に向けた実証実験の企画や実行支援

5. 体制:

連携拠点のコアメンバーは以下の通りです。

  • 鈴木源太 シニアプロジェクトディレクター [富士通研究所 人工知能研究所 ヒューマンリーズニングコアプロジェクト]
  • 竹内駿 シニアリサーチマネージャー [富士通研究所 人工知能研究所 ヒューマンリーズニングコアプロジェクト]
  • シュロモ・ベルコウスキ教授 [マッコーリー大学 Leader of the Clinical AI stream at the Centre for Health Informatics]
  • アミン・ベヘスティ教授 [マッコーリー大学 Director of the Centre for Applied Artificial Intelligence]
  • エンリコ・コイエラ教授 [マッコーリー大学 Director of the Centre for Health Informatics]
  • ソーハン・ドミンゴ [Fujitsu Australia Limited, Head of Innovation Asia Pacific]
  • その他、富士通とマッコーリー大学双方から多数の研究者が参加予定。
図. 本連携拠点での取り組み概要 図. 本連携拠点での取り組み概要

富士通株式会社 人工知能研究所 所長 園田 俊浩のコメント

マッコーリー大学との産学連携拠点の設置に大いに期待しています。この連携はAI技術の深化とその応用における重要な一歩を示すものであり、イノベーションをもたらし、グローバルな課題の解決に寄与することを確信しています。この共創関係がもたらす素晴らしい成果を心から楽しみにしています。

マッコーリー大学 副学長 S.ブルース ドートン教授のコメント

南半球では初、日本以外では3校目となる「富士通スモールリサーチラボ」を本学で設立することを光栄に思います。マッコーリー大学にとって、産業界との質の高い協力関係を確立することは重要な優先事項です。このようなパートナーシッププロジェクトは、画期的な研究を促進するだけでなく、学生が選択した分野でより深い理解と業界に関連する経験を得るための貴重な機会を創出します。

Fujitsu Asia Pte. Ltd., Head of Uvance, Technology & Solutions of the APAC region アルフィー リーのコメント

富士通グループを代表して、グローバルなR&D戦略の一環としてイノベーションを起こすための産学連携を体現する最新の「富士通スモールリサーチラボ」の立ち上げに感謝と興奮を表したいと思います。マッコーリー大学の世界的な研究者とともに行う取り組みを通じて、AIのような技術の革新的なアプリケーションを市場に投入し、社会の幸福の向上と課題の解決に貢献する能力を高めたいと思います。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1
    富士通株式会社:
    本社 東京都港区、代表取締役社長 時田 隆仁
  • 注2
    Macquarie University:
    本部 豪州シドニー市、学長 マーティン・パーキンソン
  • 注3
    富士通スモールリサーチラボ:
    富士通の研究員が大学内に常駐または長期的に滞在し、共同研究の加速、新規テーマの発掘、人材育成および大学との中長期的な関係構築を目指す取り組み
  • 注4
    Fujitsu Australia Limited:
    本社 豪州シドニー市、CEO グレアム・ベアードセル

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