PRESS RELEASE

2023年4月21日
富士通株式会社

「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」に協力し、日本のデジタル技術の国際発信と連携に貢献

当社は、G7広島サミットに先駆けて行われる「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」の主要テーマである「Data Free Flow with Trust(DFFT:信頼性のある自由なデータ流通)」注1の趣旨に賛同し、「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」の関連イベントにおいてブース出展やパネルディスカッション、基調講演などで協力します。

「デジタル技術展」では、環境課題の解決やウェルビーイングの実現、持続可能な経済成長をテーマに最先端テクノロジーを活用した体験型の展示を行います。官民共同で行われるパネルディスカッションや基調講演などには、当社代表取締役社長の時田 隆仁が登壇し、日本のデジタル産業界をリードする立場から、各界の有識者との議論に参加します。

当社は、社会課題を解決するグローバルソリューション「Fujitsu Uvance」のもと、個人や企業が安心してつながり、貢献し合える社会に向けて新しい価値を生み出す取り組みを国内外に発信し、デジタル技術の活用促進に向けた、国際的な議論の促進や連携に貢献します。

2023年5月19日(金曜日)から5月21日(日曜日)まで行われるG7広島サミットにあわせて、各分野の国際課題について議論される関係閣僚会合が全国14の都市で開催されます。このうち群馬県高崎市では、2023年4月29日(土曜日)から4月30日(日曜日)にかけて「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」が行われます。各国のデジタル・技術担当大臣が会し、日本政府が提唱する「DFFT」の推進、オンラインの安全性並びに信頼性を向上させる新興技術の促進、ビヨンド5Gや6Gを含むICTインフラや人工知能に対する人間中心のアプローチなどを主要テーマに意見交換が行われます。会合に合わせて様々な関連イベントが官民連携して行われる予定で、当社は以下のイベントに協力し、デジタル技術の国際的な利活用の促進や議論の活性化を目指します。

G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合「デジタル技術展」への出展

当社は、4月28日(金曜日)から4月30日(日曜日)まで、「Gメッセ群馬」で開催される「デジタル技術展」に出展します。「デジタル技術展」には日本国内のおよそ100の企業や団体が出展し、最先端のデジタル技術や取り組みをG7各国関係者にアピールし、今後の国際展開や連携を促進することを目的とした展示会です。今日の分断化された社会において、人々の幸せとウェルビーイング、誰も取り残されない持続可能な未来の実現をテーマとし、以下の内容を中心に体験型の最先端テクノロジーの展示を行います。

  1. AIによる駅の「音」の見える化で、ダイバーシティの相互理解を目指す
    駅のアナウンスや電車の音といった環境音を、文字や手話、オノマトペとして視覚的に表現することで、鉄道を誰もが使いやすく、楽しくなるような体験を目指した装置「エキマトペ」を展示します。昨年JR上野駅(東京都台東区)での実証実験で設置した筐体と、川崎市立聾学校の生徒とともにアイデアを考えたプロジェクトを紹介します。
  2. 現実と仮想が融合するメタバースで、制約から解放された新たな体験を提供
    リアル空間のライブカメラ映像をローカル5G経由で解析し、メタバース空間へリアルタイムに反映します。VRを用いた、没入感や臨場感のあるコミュニケーションの体験ができます。
  3. AIによる行動検知と自律行動ロボットで、安心・安全な社会の実現に貢献
    世界一の認識精度注2を誇る当社の行動検知技術を活用し、不審者や不審行動などをAIが自動的に検知、対応する技術を紹介します。インシデント発生時の迅速な初動対応と作業効率の向上を実現し、安心・安全な未来の実現に貢献します。
  4. 実社会のデジタルツインで、社会課題解決の最適解を提案
    大量のデータをもとに人や社会の活動をサイバー空間上に再現し、多様な観点から課題解決策を事前検証することで複雑化する社会課題解決を支援する「ソーシャルデジタルツイン」を紹介します。事例として、英国のワイト島のモビリティサービスにおけるCO2排出削減と人の移動の利便性の両立を目指すデジタルリハーサルの様子を紹介します。

会期: 2023年4月28日(金曜日)から2023年4月30日(日曜日) まで
会場: Gメッセ群馬(群馬県高崎市岩押町12-24)
当社ブース: 小間番号7
来場には「デジタル技術展」の公式サイト(https://g7digital-tech-2023.go.jp/exhibition/index.html)より事前の申し込みが必要です。

G7デジタル・技術大臣会合に向けた官民会合

2023年4月27日(木曜日)に、「DFFTの社会実装とエマージング技術による社会課題の解決」をテーマにG7参加国のデジタル産業界や政府機関の代表者が集まり、「DFFT」のベストプラクティスを共有し、データ活用を進めるための最新技術動向とデジタル化に向けた環境整備についてのパネルディスカッションを行います。当社からは、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)会長を務める、代表取締役社長 時田 隆仁が出席し、デジタル産業界を代表する立場でG7での国際的な議論を主導し、「DFFT」推進の一翼を担います。

G7デジタル・技術大臣会合公式官民イベント「デジタル・トランスフォーメーション・サミット」(DXサミット)

2023年4月28日(金曜日)に群馬県渋川市の伊香保で行われる「DXサミット」では、DXやサイバーフィジカルシステム(CPS)注3を前提とした社会変革に向けて、政府関係者、産業界、学術界など多様な視点での議論が行われます。当社は「グリーン・トランスフォーメーション(GX)の実現」をテーマとしたセッションに代表取締役社長の時田が登壇し、世界が直面する地球規模の環境課題に対して、DXを通してどのように課題解決のアプローチを図るのかを発信する予定です。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1
    Data Free Flow with Trust:
    プライバシーやセキュリティ、知的財産権に関する信頼を確保しながら、ビジネスや社会課題の解決に有益なデータが国境を意識することなく自由に行き来する、国際的に自由なデータ流通の促進を目指すというコンセプト
  • 注2
    世界―の認識精度:
    基本動作認識のベンチマーク「NTU RGB+D」において2020年に世界一の精度を達成
  • 注3
    サイバーフィジカルシステム(CPS):
    サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合する多様かつ複雑なシステム

関連リンク

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

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