富士通、神山まるごと高専のスカラーシップパートナーに参画、奨学金基金へ10億円を拠出

当社はこのたび、私立「神山まるごと高等専門学校」^（注1）（以下、神山まるごと高専）の学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」^（注2）に参画し、同校の奨学金基金へ10億円を拠出します。

「テクノロジー×デザイン×起業家精神」が三位一体となった新たな学校として、2023年4月に開校予定の「神山まるごと高専」は、未来を変える人材を輩出し、社会課題解決へ貢献することをコンセプトとしており、当社のパーパスおよびGRB（グローバルレスポンシブルビジネス）^（注3）の「コミュニティ」の取り組みに合致していることから、スカラーシップパートナーへ参画することを決定しました。

今後は、各種プログラムの提供や、学生とのコラボレーションを通して出たアイデアの社会実装など、充実した教育環境の実現を通した人材育成に取り組むことを目指します。

当社は、当社のパーパス（存在意義）である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」を実現するためのGRBの枠組みとして、「人権・多様性」「ウェルビーイング」「環境」「コンプライアンス」「サプライチェーン」「安全衛生」「コミュニティ」の7つをグローバル共通のサステナビリティ重要課題として取り組みを進めています。

中でも「コミュニティ」の取り組みにおいて、地域社会（コミュニティ）に貢献することは、地球市民として、またグローバル企業として社会的責務であると認識しています。コミュニティをより良くするための活動を通じて、ポジティブなインパクトを創出するサイクルを築き上げることを優先課題として、様々な取り組みを行っています。

このような「コミュニティ」の取り組みに、「神山まるごと高専」のコンセプト「テクノロジー×デザインで人間の未来を変える学校」や、ビジョン「神山から未来のシリコンバレーを生み出す」などの考え方が合致することから、このたび、スカラーシップパートナーへ参画することを決定しました。

スカラーシップパートナーの概要

奨学金基金スキーム図

今後の予定

スカラーシップへの参加に加え、今後は、以下のような当社の各種プログラムへの参加機会の提供や、学生とのコラボレーションを通して出たアイデアから先進的なデジタルの社会実装を行うなど、新規事業の創出、地域創生、共創等を実施していく予定です。

当社従業員とのワークショップ（未来の語り場）への参加や当社主催イベントへの登壇など、学生の成長につながる機会を提供します。
当社の新規事業創出プログラム（Fujitsu Innovation Circuit）^（注4）への参加を通じたアントレプレナーシップの習得や、ハッカソン（Fujihack）への参加を通じ、学生の未来に向けたアイデアを磨く機会を提供します。
学生のアイデアの具現化検討に際し、未来社会を実現する当社サービスの企画や評価への参加や、インターンシップによる、リアルな就業体験の場を提供します。

「神山まるごと高専」の校舎外観

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1

神山まるごと高専：
本社：所在地：徳島県神山町、理事長：寺田親弘。
注2

スカラーシップパートナー：
家庭の経済状況に限らず誰もが目指せる学校を目標として、奨学金基金と長期的な寄付により学費の無償化を実現するもの。
注3

GRB（グローバルレスポンシブルビジネス）：
サステナビリティ活動推進のため、マテリアリティ分析で抽出した、7つの重要課題を「グローバルレスポンシブルビジネス」という名称でまとめた枠組み。
注4

Fujitsu Innovation Circuit：
「挑戦が当たり前の富士通」を掲げ、2021年11月より開始したイントラプレナーの育成と新規事業の創出を目指すプログラム。

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標（Sustainable Development Goals：SDGs）は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス（存在意義）である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs

本件に関するお問い合わせ

サステナビリティ推進本部ソーシャルバリュー室
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