PRESS RELEASE

2022年3月22日
富士通株式会社

横浜銀行様のキャッシュカードの紛失・盗難、再発行手続きをオンラインで完結する新サービスを提供

チャット形式による手続きでお客様の利便性向上と、処理の自動化による行員様の業務ゼロを実現

当社は、株式会社横浜銀行(本店:神奈川県横浜市、代表取締役頭取:大矢 恭好、以下 横浜銀行)様に、同行のキャッシュカードの紛失・盗難および再発行の手続きをオンラインで完結するサービスを提供し、横浜銀行様は3月22日より運用を開始します。

本サービスは、当社の顧客接点高度化ソリューション「Customer Engagement Solution CHORDSHIP(コードシップ)」(以下、「CHORDSHIP」)を活用して開発したもので、お客様はチャットの案内に従って必要項目を入力することで、キャッシュカードの紛失・盗難と再発行の手続きが可能となります。横浜銀行様の既存のスマートフォンアプリ「はまぎんアプリ」およびホームページより手続きできます。

お客様においては、これまで営業店舗への来店や電話連絡が必要だった手続きが日中・夜間帯を問わずいつでもどこからでもオンラインですべて完結できるため、利便性が向上します。また、横浜銀行様においても紛失・盗難と再発行の受付、カード利用停止処理、再発行処理、データ連携がすべて自動化されるため、本サービスで受付された手続きに関して行員様の作業はゼロになります。横浜銀行様では、従来年間1万1,000時間要していた行員様の業務時間が半減することを見込んでおり、大幅な業務効率化を実現します。

当社は今後も最新のデジタル技術を活用し、横浜銀行様の営業店舗とオンラインのマルチチャネルにおける、お客様接点のデジタル化や業務改革を加速するサービスを提供し、新しいお客様体験を届ける金融サービスの実現に取り組んでいきます。

背景

横浜銀行様では、「従来の銀行を超える新しい金融企業へ」を目指す姿として掲げ、デジタル技術を活用し、業務プロセスの改革や、新規事業・イノベーションの創出、業務付加価値の向上、お客様体験のデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいます。

しかしながら、営業店舗へ来店せずにオンライン上で利用可能なサービスやコンテンツを日々拡充し、新たなお客様体験の提供を進める一方で、業務が多岐にわたる営業店舗においては、デジタル化による業務プロセス改革をより一層推進するためのさらなる施策が必要でした。

今回、本サービスに活用した「CHORDSHIP」は、業務のフロー生成やシステム連携がプログラムレスで、短納期かつ低コストでサービスの導入を実現するものであり、他業務への拡張性にも優れています。

「CHORDSHIP」を活用した本サービスの導入により、横浜銀行様はオンラインで完結するサービスの拡大、行員様の業務の大幅な効率化を実現します。

本サービスの特長

1. いつでもどこからでもオンラインで手続きできるため、お客様の利便性を向上

これまで、横浜銀行様ではキャッシュカードの紛失・盗難と再発行の手続きは、営業店舗への来店や電話での連絡が必要でしたが、本サービスにより、横浜銀行様の既存のスマートフォンアプリ「はまぎんアプリ」もしくはホームページから手続きが可能になります。お客様のデバイスや時間、場所に縛られずに、すぐにオンラインで手続きが完結でき、お客様の利便性を向上します。

図1. お客様の利用イメージ 図1. お客様の利用イメージ

2. 手続きの処理やデータ連携がすべて自動化されるため、行員様の業務を大幅に効率化

本サービスは、「CHORDSHIP」のAPI連携機能により、横浜銀行様のシステムと連携しています。これにより、お客様が手続きしたキャッシュカードの紛失・盗難と再発行の処理は、本人確認、データ連携、勘定系システムのデータ更新、カード再発行依頼まで、すべてシステムが自動的に行います。本サービスで受付された手続きに関して、行員様による記入情報の確認や本人確認などの事務処理作業は不要になります。横浜銀行様では、従来年間約1万1,000時間を要していた行員様の業務時間が半減することを見込んでおり、大幅な効率化を実現します。

図2. 本サービス導入による事務手続きオンライン完結化のイメージ 図2. 本サービス導入による事務手続きオンライン完結化のイメージ

3. 「CHORDSHIP」の活用により、わかりやすいUXと短期間、低コストでの導入を実現

「CHORDSHIP」は、業務フローに沿って、GUI上でビジネスロジックを構築できるローコード開発機能と、設定ベースでAPI連携できる機能を有しており、プログラムを組むことなく、短期間かつ低コストでの導入を実現しています。
また、迷うことなく、スムーズに入力できるわかりやすいUXを提供しており、利用するお客様は、キャッシュカードの紛失・盗難と再発行の手続きについて、画面の案内に従って必要項目をチャット形式で入力するだけで、手続きが完了します。

図3. 「CHORDSHIP」の特長 図3. 「CHORDSHIP」の特長

今後について

当社は、「CHORDSHIP」を活用した本サービスを始め、今後も横浜銀行様のオンライン完結取引の拡大を支援していきます。また、横浜銀行様が推進するお客様体験のDXを強力に支援し、営業店舗およびオンラインを含めたマルチチャネルにおける、お客様接点のデジタル化や業務改革を加速するサービスを提供し、新しいお客様体験を届ける金融サービスの実現に取り組んでいきます。

当社は、今後も最新デジタル技術と長年培った業務ノウハウを活用し、横浜銀行様をはじめとする地域金融業界のデジタル化およびDXの推進に貢献していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs

本件に関するお問い合わせ




プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

このページの先頭へ