PRESS RELEASE

2021年6月23日
富士通株式会社

「AI体操採点システム」が「MM総研大賞2021」のスマートソリューション部門「審査委員賞」を受賞

このたび、当社の「AI体操採点システム」が「MM総研大賞2021」において、スマートソリューション部門「審査委員賞」を受賞しました。

「AI体操採点システム」は、国際体操連盟(本部:スイス ローザンヌ、会長:渡辺守成)とともに開発した世界初の3Dセンシング技術を用いた採点支援システムであり、2019年より様々な体操の国際大会に活用されています。今般、本システムが、ICTの分野で卓越した技術であり、先進性や革新性などに優れ、将来のICT市場にも大きなインパクトを与えると高く評価され、「審査委員賞」を受賞しました。

「MM総研大賞」について

「MM総研大賞」は、株式会社MM総研(本社:東京都港区、代表取締役所長:関口和一)がICT分野の市場、産業の発展を促すきっかけづくりを目的に、優れたICT技術で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいる企業を表彰する制度で、2004年の創設から今回が18回目となります。

「AI体操採点システム」の概要

本システムは、体操競技において3DセンサーとAIを活用し、競技者の動作をセンシングし数値データとして分析します。演技の技をシステム画面上に3Dで表現し、様々な角度からの閲覧を可能とすることで、公正かつ正確な採点を支援します。

システム画面 システム画面

本システムのさらなる利活用について

「AI体操採点システム」は、審判員の判定をサポートすることで、採点の透明性を高め、スポーツインテグリティの向上を通じて平和と公平性の実現に貢献します。また、判定のシステム化により同一の判断基準を確保することができるため、国際大会の開催や世界トップレベルのコーチトレーニングがリモートで可能となり、あらゆる国の選手に競技への参加機会を広げることができるようになります。さらに、観客や視聴者が競技への理解を深め、競技を観る楽しみを拡大するデジタルコンテンツの提供を通じて、ファンエンゲージメントの向上を図っていきます。

人の動きをマーカーレスで3Dデジタイジングし高精度な測定を可能にする本技術は、スポーツの採点分野での活用にとどまらず、教育や産業現場での活用に加え、データによる身体管理ができることから健康増進分野やヘルスケア分野での適用も期待されています。

当社は、当社のFor Growthを牽引する7つの重点注力分野の1つ「Healthy Living(あらゆる人々のウェルビーイングな暮らしをサポート)」の実現に向け、本システムの展開を推進していきます。さらに、SDGs目標3で掲げる「すべての人に健康と福祉を」に対して貢献していきます。

今後、さらなる技術エンハンスとソリューションの提供を通じ、最先端研究の加速や社会的課題の解決、およびお客様のDX実現を支援していきます。

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