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PRESS RELEASE (サービス)

2020年11月25日
富士通株式会社

電子カルテシステムと連携した「オンライン診療ソリューション」を順次販売開始

診療所から大規模病院まで、オンライン診療の予約、診療、会計を電子カルテシステムから実現

当社は、新型コロナウイルス感染症などに伴う院内の感染防止対策や医師の働き方改革を支援するため、診療所から大規模病院まで当社の全ての電子カルテシステムと連携した「FUJITSU ヘルスケアソリューション オンライン診療ソリューション(以下、オンライン診療ソリューション)」の販売を2020年11月25日より順次開始します。

「オンライン診療ソリューション」は、患者がスマホアプリで診療予約から会計までを行える2016年から提供中の「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-コンシェルジュ」(以下、「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」)とセキュアに連携し、スマホアプリで通知されたオンライン診療で利用するビデオ通話システムのURLに患者がアクセスすることで安心・安全なオンライン診療を実現します。患者はオンライン診療だけでなく、診療予約から会計にわたり全てを簡単にスマホアプリで完結できます。

当社は、「オンライン診療ソリューション」の機能を順次強化し、2020年度中に、当社電子カルテシステム(注1)上からのビデオ通話システムの起動や、受付患者一覧でのオンライン診療の患者管理、院外薬局や患者宅への処方箋送付の機能などを提供予定です。当社は今後も、ニューノーマルに対応した「オンライン診療ソリューション」の提供を通じて、患者が安心・安全、かつ便利にオンライン診療を受診できる環境を提供し、医療機関を強力に支援していきます。

背景

現在、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、感染への恐れから患者が医療機関の受診を控える傾向が広がっており、治療中の慢性疾患の進行や初期診療の遅れなど、様々な問題が発生しています。

このような状況を受け、厚生労働省は、2020年4月10日より、初診から電話や情報通信機器を活用したオンライン診療を新型コロナウイルス感染症収束までの時限的・特例的な対応として認めており、このたび、映像によるオンライン診療については、新型コロナウイルス感染症収束後も初診を含め原則解禁する方向性が示されました。

当社は、オンライン診療に取り組む医療機関を強力に支援するため、1990年代より大学病院から診療所にわたるあらゆる医療機関への電子カルテシステムの提供実績やノウハウ、病院と患者をつなぐ「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」の基盤などを結集し、「オンライン診療ソリューション」の販売を開始します。

「オンライン診療ソリューション」活用イメージ
「オンライン診療ソリューション」活用イメージ
拡大イメージ

「オンライン診療ソリューション」の特長

  1. 安心・安全かつスムーズにオンライン診療を実現
    • 「オンライン診療ソリューション」は、診療予約や会計を患者がスマホアプリで行える「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」と3省2ガイドライン(注2)に準拠したセキュアに連携。医療機関は、患者の診察予約に基づき、「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」を通じてオンライン診療で利用するビデオ通話システムのURLを患者に自動送付。患者はそのURLにアクセスするだけで、安心安全かつスムーズなオンライン診療を受診可能。
  2. 診療予約からオンライン診療、会計までをトータルサポート
    • 患者が利用者情報を「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」のアプリ上に登録することで、診療予約から予約状況の確認や変更、クレジットカード情報登録による会計までをスマートフォン上で行うことが可能。
    • これにより、患者はスマホアプリ上で、診療予約からオンライン診療、会計までを一気通貫で実現し、医療機関へ来院することなくオンラインで受診可能。
  3. 電子カルテシステムと連携することで院内業務を効率化
    • 2020年度中に当社の電子カルテシステムと「オンライン診療ソリューション」とを連携させることで、医療機関は、電子カルテシステム上からのビデオ通話システムの起動や受付患者一覧でのオンライン診療の患者管理などが可能になり、院内業務の効率化を実現。

今後について

当社は今後、クラウド型の電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE Cloud Chart」と「オンライン診療ソリューション」との連携も予定しています。また、電子処方箋や服薬指導のオンラインサービスを継続的に開発・提供していくことで、地域住民や患者、医療従事者のさまざまなニーズに対応し、ニューノーマルな社会づくりに貢献していきます。

販売価格、および提供時期

製品・サービス名 販売・提供価格(税別) 提供時期
FUJITSU ヘルスケアソリューション
オンライン診療ソリューション
150万円から 11月27日より

販売目標

2025年度末までに850施設への提供(当社の決算期は3月末日です。)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 電子カルテシステム:
以下のオンプレミス型およびクラウド型の電子カルテシステムが対象。
  • 大中規模病院向け:
    • 「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX」
    • 「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE EGMAIN-GX」
  • 中堅病院向け:
    • 「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-MX」
  • 診療所向け:
    • 「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-SX」
    • 「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-SX Cloud」
注2 3省2ガイドライン:
厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版」(平成29年5 月)
総務省・経済産業省「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」(令和2年8月)

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社指定の休業日を除く)


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