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PRESS RELEASE

2020年10月14日
富士通株式会社
バンキングチャネルソリューションズ株式会社

みずほ銀行様に、営業店事務のデジタルシフトを加速するタブレットソリューションを提供

勘定系システムとオンライン接続させることで、タブレットからペーパーレスで取引を完結

富士通株式会社(代表取締役社長:時田 隆仁、以下 富士通)、およびバンキングチャネルソリューションズ株式会社(代表取締役社長:鳥飼 欣世、以下 バンキングチャネルソリューションズ)(注1)は、みずほ情報総研株式会社(代表取締役社長:向井 康眞)様と共同で、株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治、以下 みずほ銀行)様向けに、営業店でお客様がタブレットから直接、入金や出金、振込、口座開設、住所変更などの手続きが行えるタブレットソリューションを開発、提供しました。両社は、タブレットをサブスクリプション型で提供するほか、マルチベンダーのハード保守と運用サポートを行うサービスをトータルに提供します。

みずほ銀行様は、10月より、本タブレットソリューションを全国348店舗に順次展開し、サービス開始予定です。今回、みずほ銀行様の新勘定系システム「MINORI」にタブレットから直接オンライン接続できる仕組みにしたことで、来店した個人のお客様は、申込書への記入などを行うことなく、タブレットへの入力のみで取引を完結できるようになり、手続きの簡略化によるお客様サービスの向上とみずほ銀行様における事務工数の大幅な削減につながります。

富士通とバンキングチャネルソリューションズは、今後も、みずほ銀行様の営業店業務のさらなるデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進し、お客様のコンサルティング業務を重視した次世代店舗への変革を支援していきます。

背景

富士通およびバンキングチャネルソリューションズは、2008年より、みずほ銀行様の営業店システムの構築、運用、保守にて営業店業務を支援しています。富士通は長年、みずほ銀行様の基幹システムを支えており、昨年、共同で開発した新勘定系システム「MINORI」を全面稼働させています。

みずほ銀行様では、昨今の銀行に対する個人のお客様のニーズと営業店活用の変化、さらに新型コロナウイルス感染拡大により人々の生活様式が大きく変わる中、営業店の大きな変革を進めています。2014年より営業店にてタブレットを導入し、お客様サービスの向上、事務手続きの変革に取り組んでおり、このたび、さらなるお客様の利便性と満足度向上を図るため、店頭タブレットを増設し、新たなサービスを導入します。

提供ソリューションについて

  1. タブレットソリューション:勘定系システムとのオンライン接続により、タブレットで手続きを完結

    従来、営業店では、お客様がタブレットに入力した内容を、営業店職員が紙伝票に印刷し、QRコードから営業店端末に読み込ませることで、事務処理を行っていました。

    今回開発したタブレットソリューションでは、お客様がタブレットに入力したデータを、直接勘定系システムへ送信できるため、お客様自身で、入金や出金、振込、口座開設、住所変更などの取引を完結することができます。また、タブレット搭載カメラによる本人確認書類の読込みおよびスマートフォン生体認証機能との連携により、お客様は窓口で本人確認手続きを実施することなく、スピーディーに手続きが完了でき、みずほ銀行様は、営業店職員の事務工数を大幅に削減できます。

  2. マネージドデバイスサービス:サブスクリプション型の端末提供によるITコストの抑制

    みずほ銀行様が利用するタブレットを富士通で資産化し、サブスクリプション型で端末、キッティング、配送、保守、回収を一括提供します。本サービスは、端末のサブスクリプションサービス「FUJITSU Work Life Shiftマネージドデバイスサービス」をみずほ銀行様向けに先行して提供したものです。今回、全国のみずほ銀行様の店舗で利用予定のタブレット約3,000台に対し、利用台数に応じて課金します。これにより、予備機の購入や管理が不要になり、ITコストを最小限に抑えることが可能です。

    契約対象機器の運用状況や、インシデントの進捗状況は、運用管理用PCやスマートフォンからポータルサイトを通していつでも確認できます。運用を可視化することで、みずほ銀行様における資産管理の負荷を軽減し、タブレットの運用コスト削減に寄与します。

  3. 営業店マネジメントサービス:マルチベンダーハード保守を含めたサポートを一括窓口で実施

    バンキングチャネルソリューションズは、全国で約3,000台のタブレット導入と勘定系システムとのオンライン接続、関連機器との連携など複雑な仕組みを安心安全にトータルに支えるため、タブレットやセルフ機(注2)のハード保守、運用サポート、業務アプリケーションサポートをワンストップで実施します。また、これまでの実績、ノウハウをもとに、他社が提供する機器の問合せ窓口を担い、タブレットソリューションを含めた運用保守の窓口一元化を図ることで、問い合わせやトラブルにスムーズに対応します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 バンキングチャネルソリューションズ株式会社:
2008年8月に設立した富士通が51%、沖電気工業株式会社が49%出資する富士通のグループ会社。金融機関向け営業店システムや事務システムのソリューションサービス、保守サービスを提供。
注2 セルフ機:
入出金などのセルフオペレーションを行う機器。

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社指定の休業日を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。