PRESS RELEASE
2020年8月7日
富士通株式会社
スマートフォンを用いた金融分野向けの新たな教育プラットフォームサービス
「Finplex アドバンスドチーミングエクスペリエンスサービス」提供開始
マイクロラーニング・ロールプレイング・デジタル朝礼による学びの変革と組織の強化を目指す
当社は、金融分野における営業職員に向けた新たな教育プラットフォームサービス「FUJITSU Finplex アドバンスドチーミングエクスペリエンスサービス powered by UMU(以下、Finplex アドバンスドチーミングエクスペリエンスサービス)」を8月7日より提供開始します。現場の営業職員が保有するスマートフォンを用いて、移動中や隙間時間に効率的にスキル習得できるマイクロラーニングやAIを活用したロールプレイングでの営業演習、集合せずに情報伝達やコミュニケーションできるデジタル朝礼サービスなどをセキュアに提供します。
本サービスにより、金融機関において毎日集合型や対面型で実施している業務や組織内コミュニケーション、また個人のスキルにあわせた自発的な学習が、デジタルを活用して時間や場所の制約なく多手法で行えるため、テレワークなど新たな働き方に適応した学びの変革と強い組織の醸成につなげることができます。
当社は今後もAIなどの先進技術を活用した新サービスをいち早く開発し、金融業界のさらなるデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引していきます。
背景
昨今、多くの企業では働き方改革を経営課題として捉え、個々の事情に応じて時間や場所に制約されない多様で柔軟な働き方を推進しています。また、新型コロナウイルス感染拡大防止策としても、多くの企業が自宅でのテレワークへと急速にシフトしています。一方、そのような状況における個人の働き方やそれによる生産性向上、組織内での情報共有やチームビルディングについての課題も生まれています。
金融機関では、毎日の朝礼や、チームでの活動報告、対面での教育やロールプレイング演習を行う慣習がある機関も多く、テレワークの浸透でそれらの活動の変革が求められています。
当社は、金融機関における働き方改革とさらなる強い組織醸成をデジタルで支援する新サービス「Finplex アドバンスドチーミングエクスペリエンスサービス」を提供開始します。セキュアな環境で、マイクロラーニングによる自発的かつインタラクティブな学びと、双方向でのチーム内情報共有、時間と場所に縛られないデジタル朝礼など、スマートフォンを活用した学びの変革と強い組織醸成を目指す新たな教育プラットフォームサービスです。
「Finplex アドバンスドチーミングエクスペリエンスサービス」の特長
- 様々なコンテンツと機能で多様なシーンでの教育が可能
様々なコンテンツと豊富な機能を備えたデジタル教育プラットフォームをベースに、従来の集合型や対面型教育では困難な多様なオンライン学習機能を実現します。
- 画像、動画、音声、ファイル、テキストなど、様々なコンテンツを組み合わせて、受講者が飽きずに継続できる学習コースを自由にデザインできます。
- 受講者をエリア別、テーマ別、スキル別にグルーピングし、個人に合わせた教育内容を設定できる機能や、管理者がスマートフォン上で受講者の進捗状況を把握できる機能を備えています。
- 従来の集合型教育だけでなく、オンライン上での自己学習、マイクロラーニング、ブレンディッドラーニング、会議やセミナーでのインタラクティブセッション、知識やノウハウの共有など、多様なシーンで活用できます。
オンライン学習の機能例
拡大イメージ - AIが評価する営業活動のロールプレイング演習
金融機関で従来、営業職員が上司や講師を相手に対面営業の教育として実施しているロールプレイング演習を、スマートフォン上でAIを相手に実施することができます。
- ロールプレイングの相手が必要なく、場所や時間に捉われずに、何度でも学習できます。
- スマートフォンのカメラに向かって実施すると、記録されたロールプレイングの様子をもとに、AIが分析し評価します。
- AIによる評価は、評価ポイントとしてあらかじめ設定した3つの評価軸と、映像から声の大きさ、話すスピード、ジェスチャーなど6つの項目で行われ、結果はグラフでわかりやすく表示されるほか、設定したキーワードの発言数、本人の高頻度発言ワードが表示され、上司や講師の模範解答も確認できます。
ロールプレイング演習のAIによる機能と評価
拡大イメージ - 手軽に情報共有と意思疎通を図るデジタル朝礼により組織内コミュニケーションを活性化
情報伝達を手軽かつスムーズに双方向で実施でき、組織内コミュニケーションを活性化することができます。
- 従来、勤務先で毎日朝礼を実施している企業においては、テレワーク環境においても、スマートフォン上でデジタル朝礼が実施できます。朝礼時のスピーチや情報伝達に対して、音声やスタンプ、テキストを簡単に入力し、チーム内でコミュニケーションやフィードバックが可能です。
- リアルタイムでの配信だけでなく、オンデマンド配信により各自のタイミングで確認することができます。
- チームメンバーが集合することなく、適切に情報共有と意思疎通を図りながら、目標に向かって業務遂行することで、より強固な組織醸成に貢献します。
デジタル朝礼などライブ配信の利用イメージ
拡大イメージ
販売価格と提供開始日
サービス名 | 販売価格 | 提供開始日 |
---|---|---|
基本サービス(1ID) | 個別見積 | 2020年8月7日 |
ID追加オプション(1ID) | 個別見積 | 2020年8月7日 |
販売目標
2022年度末までに20システム(当社の決算期は3月末日です。)
「UMU」について
「UMU」は2014年にシリコンバレーでスタートしたUMU社のサービスで、様々な学習シーンに合わせて学びを提供できるクラウドサービスです。学習をROIにつなげるパフォーマンスラーニングを提唱し、様々な機能を組み合わせて、その時に必要な学習を、効率的・効果的、かつアダプティブに配信できることを目的としています。これまでに世界200以上の国と地域、36万社以上への導入実績があります。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社指定の休業日を除く)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。