PRESS RELEASE

2020年6月15日
富士通株式会社
富士通クライアントコンピューティング株式会社

快適なデータアクセス環境を実現する
「ESPRIMO Edge Computing Edition Z0110/W」を販売開始

「Z0110/W」の主な特長

1. 更新ファイルのキャッシュデータ活用によりアップデート時間を大幅に削減

   従来、Windows Updateは、各端末からWindows Updateファイルを要求するため、WSUSサーバーへのアクセス集中による社内イントラネット回線の輻輳（ふくそう）が発生し、ダウンロードに非常に時間がかかっていました。「Z0110/W」を導入することで、社内のWSUSサーバーに配信された大容量のWindows Updateファイルを最初の1台目となるマスター環境作成端末に適用する際、同時に本製品内のストレージにWindows Updateファイルのキャッシュデータを一時的に保存します。マスター環境作成端末以外の複数端末は、このキャッシュデータからそれぞれ更新を実行するため、WSUSサーバーへの集中アクセスを防ぐことができ、ネットワークの負荷を軽減します。これにより、Windows Updateのダウンロード時間を15分の1以下に短縮（注2）し、アップデート時間の削減を実現します。

2. 運用管理ツールで計画的なWindows Updateを実行

   これまでは、端末の負荷分散のため、それぞれの拠点ごとに分配用サーバーの構築や、各端末におけるWindows Updateの更新スケジュールを設定する必要がありました。「Z0110/W」では、運用管理ツールにより、本製品とマスター環境作成端末の状態、およびWindows Update の適用スケジュールを計画的に管理することができるため、サーバー構築の手間や、運用管理などの工数が削減され、管理者の負荷を軽減します。

   

   
   「Z0110/W」の導入効果とWindows Updateの運用イメージ
   拡大イメージ

販売価格、および提供開始時期

製品名	希望小売価格（税別）	提供開始時期
ESPRIMO Edge Computing Edition Z0110/W	オープン価格	2020年7月中旬～

なお、文教向け専用モデルとして、「ESPRIMO Edge Computing Edition Z0110/W」と同筐体の「ESPRIMO Edge Computing Edition Z0110/E」（注3）を文教市場向けに4月から販売を開始しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 WSUS：

Windows Server Update Servicesの略。マイクロソフト社が企業などに向けて配布している同社製品の更新プログラム適用を制御するソフトウェア。

注2 Windows Updateのダウンロード時間を15分の1以下に短縮：

40台の端末を同時に「Windows 10 Version 1809」から「Windows 10 Version 1903」へのアップデートした場合のダウンロード時間。

注3 「ESPRIMO Edge Computing Edition Z0110/E」：

Windows Update運用支援機能は非搭載。

関連リンク

• 製品情報サイト「FMWORLD.NET」（法人のお客様向け）

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