PRESS RELEASE
2019年12月18日
富士通株式会社
音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna」が
「IAUD国際デザイン賞2019」で大賞を受賞
このたび、当社が開発した、音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)」が、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(注1)主催の「IAUD国際デザイン賞(注2)2019」で最高賞である大賞を受賞しました。
「Ontenna」は、約60~90dBの音を256段階の振動と光の強さに変換して伝達することで、リアルタイムに音のリズムやパターン、大きさを知覚することができる新しいユーザインタフェースです。ヘアピンのように髪の毛に装着できるほか、服や襟元などに取り付けて使用できます。
写真:「Ontenna」着用イメージ
聴覚障がい者・ろう者と協働で開発した「Ontenna」は、ろう学校の授業での活用だけでなく、観劇やスポーツなどへの新たな活用の可能性を拡大したことにより、聴覚障がい者・ろう者の社会参加や自立を支援します。今回、機能、デザインを含め、UD社会の実現に貢献していることが評価され、大賞を受賞しました。
当社は、今後も「Ontenna」を通じて、障がいや健常という概念を越えた新しい体験を、聴覚障がい者・ろう者と健聴者が共に楽しむことができる未来の創造を目指します。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会:
- International Association for Universal Design(IAUD)。
ユニヴァーサルデザイン(UD)のさらなる普及と実現を通して、社会の健全な発展とくらし創りを目指す活動体として、2003年11月に設立。2019年8月6日現在、正会員(企業)59社、準会員(公益法人/団体)8団体、賛助会員(個人)63名が参加する、国内最大のUD推進団体。 - 注2 IAUD国際デザイン賞:
- 「ユニヴァーサルデザイン(UD)のさらなる普及と実現を通して、社会の健全な発展に貢献し、人類全体の福祉向上に寄与すること」を基本理念とする一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)の活動の一環として、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力などの違いにかかわらず、「一人でも多くの人が快適で暮らしやすい」UD 社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰するもの。
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