PRESS RELEASE (ストレージ)
2019年11月5日
富士通株式会社
ストレージシステム「ETERNUS」シリーズ9機種を販売開始
お客様ニーズによりきめ細かに応える新機種を追加
当社は、ストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS」シリーズにおいて、SSD(注1)を搭載したオールフラッシュアレイ「ETERNUS AF(エターナス エーエフ)」シリーズ3機種と、HDDとSSDを併せて搭載可能なハイブリッドストレージシステム「ETERNUS DX(エターナス ディーエックス)」シリーズの6機種を含む全9機種を、新たに11月5日よりグローバルに販売開始します。
CPUやメモリなどハードウェアの強化だけでなく、これまで最上位機種にのみ搭載していた専用ハードウェアを利用したデータ削減機能などを中位以下の機種でも利用可能になり、ストレージの性能をより高めることができるようになりました。また、お客様のニーズによりきめ細かに応えるべく、新たに2機種を従来のラインナップへ追加し、より幅広いお客様に導入いただけるようになりました。
当社は、データの重要性がますます高まる現代のICTをストレージシステムによって支え、お客様のデジタル・トランスフォーメーションを強力に支援します。
新機種の主な特長
- 性能を最大限に発揮する機能を搭載
ハードウェアの強化により、最大約30%の性能改善を実現しているほか、最大約2倍のメモリ容量拡大を実現しました。また、従来、最上位機種にのみ搭載されていた専用ハードウェアによるデータ削減アシスト機能を新たに中位以下の機種へ搭載(注2)し、SSDにおいてデータ削減処理の際に生じる性能の劣化を最小限に抑えつつ容量コストを最大約4分の1まで削減することで、高い性能とコストの抑制を両立させることができます。同じく、HDD主体のストレージシステムにおけるデータ読み込みを高速化する「Extreme Cache」機構(注3)において、最上位機種にのみ搭載されていたNVMe(注4)方式のSSDを今回新たに中位機種へ採用(注5)し、二次キャッシュとして使用することでデータ読み込みのさらなる高速化を実現します。
- お客様のニーズによりきめ細かに応える新機種を追加
新たにハイブリッドストレージのラインナップに追加した「ETERNUS DX900 S5」は、ストレージを制御するコントローラ(注6)を最大4台まで拡張できる機構を中位機として新たに採用し、データセンタなどの高負荷な環境において性能の増強が可能となりました。また、コントローラを拡張し、冗長構成とすることで、ストレージシステムの高可用性を実現できます。
オールフラッシュアレイのラインナップにエントリーモデルとして新たに追加した「ETERNUS AF150 S3」は、お客様のシステム環境で構築するデータベース・基幹業務システム・仮想化基盤などに最適な、コストパフォーマンスに優れたオールフラッシュストレージで、前機種「ETERNUS AF250 S2」と同等の性能ながら約30%の低価格を実現することで、導入コストの高さがネックであったお客様にもSSDの高い性能を提供できるようになりました。
- お客様の安心を保証するプログラムを提供
製品仕様・長期的な製品供給・稼働率・データ削減率を保証する「Fujitsu Storage ETERNUSギャランティ プログラム」を用意しました。本製品をクラスター構成で連結したストレージシステムに起因するシステム停止が発生した場合にライセンス料を返金(注7)する「業務継続性保証」のほか、「ブランドプロミス」・「SSD無償交換」・「お客様満足度保証」・「データ削減率保証」の5つのメニューを用意し、お客様の安心を約束します。本プログラムは、日本国内においては2019年内に提供開始予定です。
製品画像
(左:「ETERNUS AF150 S3」、右:「ETERNUS DX900 S5」)
販売価格・出荷時期
製品名 | 販売価格(税別) ※最小構成価格 |
出荷開始時期 |
---|---|---|
ETERNUS AF150 S3 | 297万6,000円から | 2020年初旬 |
ETERNUS AF250 S3 | 401万6,000円から | |
ETERNUS AF650 S3 | 3,256万5,000円から | |
ETERNUS DX60 S5 | 88万1,000円から | |
ETERNUS DX100 S5 | 209万6,000円から | |
ETERNUS DX200 S5 | 551万8,000円から | |
ETERNUS DX500 S5 | 1,375万3,000円から | |
ETERNUS DX600 S5 | 1,973万5,000円から | |
ETERNUS DX900 S5 | 3,802万5,000円から |
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 SSD:
- Solid State Driveの略。半導体記憶素子であるフラッシュメモリを用いたドライブ装置
- 注2 専用ハードウェアによるデータ削減アシスト機能を新たに中位以下の機種へ搭載:
- 「ETERNUS AF250 S3」・「ETERNUS AF650 S3」・「ETERNUS DX500 S5」・「ETERNUS DX600 S5」・「ETERNUS DX900 S5」に標準で搭載
- 注3 「Extreme Cache」機構:
- コントローラに搭載したフラッシュモジュールを2次キャッシュとして使用することで、サーバからのリードアクセス性能を向上させる仕組み
- 注4 NVMe:
- Non-Volatile Memory Expressの略。SCSIやSASに代わるSSDストレージ接続規格。高性能・低レイテンシが特長
- 注5 NVMe方式のSSDを今回新たに中位機へ採用:
- 「ETERNUS DX500 S5」・「ETERNUS DX600 S5」・「ETERNUS DX900 S5」にオプションで搭載
- 注6 ストレージを制御するコントローラ:
- データの読み書きや記憶媒体の管理・制御を行う演算処理装置
- 注7 ライセンス料を返金:
- 「ETERNUS」 2台をクラスター構成で連結した高可用構成を採用したお客様において、ストレージシステムに起因するシステム停止が発生し、既定のサービスレベルを達成できなかったことを当社が容認した場合、あらかじめ設定された本機能のライセンス料を上限に返金するもの
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
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