PRESS RELEASE

2019年10月31日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社

現場業務の効率化を実現するAndroid™搭載ハンディーターミナル
「FUJITSU Handheld Terminal Patio600」を販売開始

背景

ハンディーターミナルは、堅牢性が高くバッテリー交換も容易なことから、流通や医療、電気のほか、ガス、水道など様々な業界において、在庫管理や棚卸、入出荷、集荷、検針などの業務で幅広く利用されています。近年、スマートフォンの普及により在庫確認や業務連絡などで音声通話やSNSの活用が広がる中、従来のハンディーターミナルは音声通話やSNSなどのコミュニケーション機能がなく、作業現場からの連絡用に携帯電話を別で所持する必要があったため、1台で複数用途に適したAndroid™搭載端末へのニーズが急速に高まっています。また、従来、端末とその周辺機器は一括買い取りが主流であったため、初期導入時の端末費用負担が課題となっていました。

そこで今回、富士通フロンテックが開発したスマートフォンの機能や現場業務に求められる機能を備えた新たなハンディーターミナル「Patio600」と周辺機器を、「TeamManage」や修理サービス（注4）などと組み合わせて富士通が月額で提供することにより、初期導入時の費用を抑え、また、お客様の業務の効率化や働き方改革を支援していきます。

本製品・サービスの特長

1. 「Patio600」

   端末にAndroid™ OSを搭載することで音声通話やSNSなど様々なアプリケーションが利用できるため、ハンディーターミナルと携帯電話を2台持つ必要が無くなり利便性が向上します。本体には大画面5.5型IPS液晶（注5）を搭載し、一画面でより多くの情報を表示でき操作性も大幅に向上します。また、機器のタイプによって、従来のバーコード/QRコードリーダーや自動販売機通信機能なども選択可能です。さらに、「Patio600」と富士通フロンテックが提供するRFIDリーダー・ライター、RFIDプラットフォーム（注6）の連携により、入出荷、検品、棚卸などの作業時間を軽減することが可能になります。

   
   Patio600

2. 「TeamManage」

   標準サービスである資産管理サービスのほか、技術支援などの各種サービスをオプション提供し、お客様の初期導入費用の低減や業務の効率化を支援します。

   • 資産管理サービス（標準サービス）

     「Patio600」と周辺機器の利用と、アプリ配信や版数管理、リモートワイプ（遠隔操作によるデータ消去）機能などの端末管理や拠点単位の稼働資産を一元管理するサービス。

   • 技術支援サービス（オプションサービス）

     アプリケーション開発におけるQAや移行支援の他、稼働後のトラブルにも対応する支援サービス。

販売価格、および販売開始時期

製品・サービス名	販売価格（税別）	販売開始時期
FUJITSU Handheld Terminal Patio600	オープン価格	2019年10月31日
FUJITSU Retail Solution TeamManage	月額費用：2,500円～	2019年10月31日

販売目標

2022年度末までに売上50億円（当社の決算期は3月末日です。）

商標について

Androidは、Google LLC の登録商標です。

その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 富士通株式会社：

本社：東京都港区、代表取締役社長：時田隆仁。

注2 富士通フロンテック株式会社：

本社：東京都稲城市、代表取締役社長：川上博矛。

注3 音声通話：

VoIP (Voice over Internet Protocol) による音声通話が可能。

注4 修理サービス：

端末故障時に預かり修理を行い、代替端末を貸し出すサービス。「TeamManage」とは別に契約が必要。

注5 大画面5.5型IPS液晶：

富士通の従来製品と比べ、約1.5倍の大きさ。

注6 RFIDプラットフォーム：

RFIDを活用した入出荷、検品、棚卸等の機能をパッケージ化し、読み取ったデータを一元管理するクラウドサービスと合わせて提供。

関連リンク

• 「FUJITSU Handheld Terminal Patio600（パティオ600）」紹介サイト

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