PRESS RELEASE
2019年3月29日
富士通株式会社
Fujitsu Future Insights 「モビリティの未来」を公開
デジタル革新がもたらす新たなモビリティの未来を描く
当社は、デジタル革新がモビリティサービスにもたらす影響や、今後の大きな潮流、ビジネスの機会をまとめた未来シナリオFujitsu Future Insights「モビリティの未来」(以下、モビリティの未来)と新たなモビリティサービスが日常になった未来のストーリーを描いたムービーを3月29日に公開しました。
「Fujitsu Future Insights」は、デジタル革新の世界的な動向や特定の分野における変革の課題、テクノロジーが及ぼす影響をより深く分析し、戦略の提言や各分野の未来シナリオとして発信するものです。「モビリティの未来」では、デジタル化されたモビリティサービスの未来ビジョンを描き、主に自動車業界や周辺産業の企業に対して、当社のデジタル技術を活用し、どのようなモビリティサービスを「Co-creation(共創)」していくのかを提言しています。
当社は、デジタル革新におけるお客様のパートナーとして、モビリティ事業をはじめ、様々な業界のお客様と共創することにより、持続可能で人々の生活を豊かにする社会の実現に貢献します。
背景
「モビリティの未来」
近年、自動車業界では、デジタル技術によって、「ネットワークにつながる」、「自動運転になる」、「活用形態は所有から利用にシフトする」、「動力がガソリンから電力になる」という変革が加速度的に進行しています。世界的にオープンイノベーションが一般化し、様々な業界に属する企業が共創することで、革新的なソリューションやサービスが生み出されていく中、当社も国内外の企業と共創を推進し、持続可能で人々の生活を豊かにするモビリティ社会の実現に貢献していきたいと考えています。
「モビリティの未来」では、今起きつつあるモビリティの潮流を捉えて、テクノロジーがどのように貢献できるのかについて、富士通の考えを発信しています。
「モビリティの未来」の概要
- 人類にとっての移動
「移動」が多様な文明、文化、産業を生み出し、そこから自動車や鉄道といったより高速でより多くの人やモノを運ぶ移動手段が業界ごとに発達し、提供されてきた歴史を振り返ります。そして現在では、自動車や交通、運輸、電力などの様々な業界に属する企業や組織がデジタル技術でつながった新しい自律分散型のエコシステムを形成し、ヒューマンセントリックなモビリティ社会を共創しつつあることについて、その背景について触れています。
- モビリティの潮流
多様なモビリティサービスの活用による持続的な経済成長や困難な社会課題の解決に向けて、今すでに起こりつつある、6つのモビリティの潮流を紹介しています。
- 「モビリティの都市化」:モビリティによる都市の再創造
- 「モビリティの民主化」:誰もが利用でき、提供できるモビリティ
- 「物流のロボット化」:人が介在しないモノのモビリティ
- 「体験価値としての移動」:移動をより楽しく、より魅力的に
- 「移動しない移動」:物理的移動を代替するモビリティ
- 「自然生態系に調和するモビリティ」:地球と共生するモビリティ
- 富士通とモビリティの未来
当社は、最先端のデジタル技術を活用し、次の3領域でヒューマンセントリックなモビリティの未来を実現します。
- Collecting(データを集める)
自動車から収集する大量かつ大容量な画像データを軽量化して送信する技術や、自動車に分散管理の上、必要なデータをセンター側からオンデマンドで収集する技術により通信とストレージにかかる費用負担を大幅に低減。
- Connecting(ネットワークにつなげる)
無線ネットワークを経由した車載ソフトウェアのダウンロードや更新技術により、安心安全なモビリティを迅速に提供。
- Utilizing(データを活用する)
車両や外部から収集した様々なデータをバーチャル空間に再現するデジタルツインの技術により、シミュレーションの強化を通じた各種機能の向上、改善を可能とし、開発段階における品質評価を高精度、かつスピーディーに実現。
- Collecting(データを集める)
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
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