このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 青山商事様の店舗にて、来店客の視線からAIで心理を推定し、接客業務を支援する実証を開始

PRESS RELEASE

2018年3月6日
富士通株式会社
株式会社富士通研究所

青山商事様の店舗にて、来店客の視線からAIで心理を推定し、接客業務を支援する実証を開始

富士通株式会社(注1)(以下、富士通)は、青山商事株式会社(注2)(以下、青山商事)様と「洋服の青山 福山本店」および「洋服の青山 池袋東口総本店」にて、来店客の視線からAI(人工知能)で心理を推定し、接客業務を支援する実証実験を2018年4月6日から4月27日の期間で実施します。

今回の実証実験では、店舗のマネキンコーナーにおいて、株式会社富士通研究所(注3)(以下、富士通研究所)が開発した視線の時系列データから人の関心や迷いを推定するAIの新技術を活用し、商品に対する来店客の視線の動きに応じて、マネキンの脇に設置されたスクリーンに関連商品の情報を表示するなど、新たな顧客体験を提供します。また、店員のモバイル端末へAIで推定した来店客の関心や迷いに基づく関連商品を通知することで、一人ひとりの心理を捉えた対面での接客の有効性を検証します。

富士通と富士通研究所は、本実証実験を通じて、接客業務を高度化する業務支援サービスの実現を目指します。

富士通は、本実証実験に先駆け、2018年3月6日(火曜日)から9日(金曜日)まで東京ビッグサイトにて開催される「リテールテックJAPAN 2018」に試作システムを出展します。

店舗への適用イメージ
店舗への適用イメージ

背景

青山商事様は、実店舗とECサイトを融合した新たなコンセプト店として、2016年10月に「洋服の青山 秋葉原電気街口店」をオープンするなど、ICT活用による新しいショッピングの形を提案しています。

富士通は、「人と共存し、人に寄り添う人工知能」を目指し、AIに関する知見や技術を「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」(以下、「Zinrai」)として体系化し、提供しています。また、富士通研究所は、「Zinrai」を支える4つの技術領域の一つである「感性メディア処理技術」において、音声や視線などのセンシングデータから人の心理を分析する技術の開発を進め、マーケティング分野への応用に取り組んできました。

今回、青山商事様と富士通の実証実験を通じて、本技術の店舗業務での有効性を検証し、接客業務を高度化するサービス創出を目指します。

実証実験の概要

  1. 実験期間

    2018年4月6日(金曜日)から4月27日(金曜日)

  2. 実施店舗

    洋服の青山 福山本店(所在地:広島県福山市)、洋服の青山 池袋東口総本店(所在地:東京都豊島区)

  3. 実証内容

    店舗のマネキンコーナーに視線センサーを設置し、来店客の視線を検知します。富士通研究所独自の心理分析AI技術により、視線の動き(位置、特定領域にとどまった時間、順番など)からマネキンが着用する商品への来店客の関心や迷いを推定し、来店客の関心に応じて商品の付加情報をスクリーンへ表示するなど、新たな顧客体験を提供します。

    また、AIが推定した来店客の関心や迷いに基づく関連商品を店員のモバイル端末へリアルタイムに通知することで、店員の接客業務を支援し、売上向上への効果を検証します。

  4. 見込める効果

    本実証実験を通じて、富士通は、より来店客のニーズにあった接客業務を支援します。将来的には、来店客の心理分析結果と店員による接客履歴を蓄積することで、商品の展示効果の定量的な検証や来店客の潜在ニーズの可視化、接客ノウハウの共有などへの展開も期待できます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 富士通株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長 田中 達也。
注2 青山商事株式会社:
本社 広島県福山市、代表取締役社長 青山 理。
注3 株式会社富士通研究所:
本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 佐々木 繁。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社指定の休業日を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。