このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 静岡銀行様、ロケーションフリーのサービス実現に向け金融フロントサービス基盤を採用

PRESS RELEASE (事例)

2018年2月21日
富士通株式会社

静岡銀行様、ロケーションフリーのサービス実現に向け金融フロントサービス基盤を採用

当社は、株式会社静岡銀行(本社:静岡県静岡市、頭取:柴田久、以下 静岡銀行)様に、デジタルチャネルを通じて新たな顧客接点創出と顧客体験向上を実現する金融向けフロントサービス基盤「FUJITSU 金融ソリューション Finplex 金融フロントサービス基盤 FrontSHIP(フロントシップ)」(以下、「FrontSHIP」)を提供し、2018年10月より順次稼働を開始します。

これにより、静岡銀行様は、スマートデバイスなどを活用した非対面のデジタルチャネルにおいて、2017年5月に導入したフロントハブの高度化および、属性や利用内容から利用者一人ひとりにマッチした金融商品を推奨するレコメンドやAI技術を活用した接遇支援、各種サービスのオンライン申込みなど、銀行営業店を中心とする対面チャネルと同等のサービス提供が可能となります。さらに、オムニチャネル化の促進によりカスタマーイン型のセールスを実現することで、ロケーションフリーの魅力的な金融サービスを提供できるようになります。

当社は、「FrontSHIP」により、従来のPC(Web)バンキングからスマートデバイスを活用した最先端の金融サービスへの転換を静岡銀行様と実現していきます。

背景

静岡銀行様は、2017年4月より、「Innovative Bank ~地域とともに新たな価値を創造し続ける『しずぎん』」をビジョンとする、第13次中期経営計画「TSUNAGU ~つなぐ」に取り組んでいます。この計画では、4つの基本戦略「地域経済の成長にフォーカスしたコアビジネスの強化」「事業領域の開拓・収益化による地方銀行の新たなビジネスモデルの構築」「チャネル・IT基盤を活用したセールス業務の変革」「地域、お客さま、従業員、株主の夢と豊かさの実現を応援する」を掲げています。

静岡銀行様では、「チャネル・IT基盤を活用したセールス業務の変革」の一環として、2017年5月より、渉外行員が持つタブレット端末からお客様にマッチした金融商品を推奨し、契約申込みが行える仕組みであるフロントハブを構築しました。今回、当社は、静岡銀行様に「FrontSHIP」を提供し、地域を超えたロケーションフリーの取引の拡大に向けて、戦略推進のさらなる加速に貢献していきます。

システム概要

「FrontSHIP」により、今後展開が期待される銀行所有のオープンバンキングAPIを含むAPIなどを通じて、スマートフォンやタブレット用のアプリケーションから金融商品のレコメンドや各種サービスを提供していくことができます。これにより、ロケーションフリーの魅力的な金融サービスの提供が行えるようになるとともに、オムニチャネル化の促進により静岡銀行様が目指すカスタマーイン型のセールスを順次実現していくことが可能になります。

  • 第1ステップ(2018年10月予定)の稼働範囲
    • 利用者の属性や金融取引傾向に合った金融商品などを勧めるOne To Oneレコメンデーション機能
    • 各種サービスのオンライン申込み など
  • 第2ステップ以降の稼働予定

    オープンバンキングAPIへの対応、Fintechサービスとの連携、デジタルチャネルとAIを活用した金融サービス相談メニューの拡充、Linked Open Data(注1)を活用した与信審査迅速化などを検討していきます。店舗の軽量化改革の推進に合わせ、対面チャネル・非対面チャネルを問わず、ロケーションフリーで利便性や満足度の高いサービスを提供していきます。

写真. スマートデバイス用アプリケーション画面サンプルイメージ
写真. スマートデバイス用アプリケーション画面サンプルイメージ
拡大イメージ

「FrontSHIP」について

「FrontSHIP」は、スマートデバイスを金融サービスのチャネルとして使うことで、デジタルチャネルを通じた顧客接点創出と顧客体験向上を支える当社の金融フロントサービス基盤です。オープンAPI基盤としても活用できるため、金融機関の現行システムを最大限に活かしながら、異業種のサービスを連携させた新サービスのスピーディーな提供なども可能になります。また、利用者との接点から得られるデータを分析することで、傾向や嗜好の把握を深化させ、利用者が必要とする情報やサービスの提案を行い、金融機関と利用者のエンゲージメント強化を実現します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 Linked Open Data:
ウェブ上でデータを公開して共有するための方法。Open Dataとして公開されているデータ同士を結び付けて(リンクして)、誰でも自由に利用できるよう公開されている(オープンライセンス)もの。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・当社指定の休業日を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。