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PRESS RELEASE (サービス)

2017年3月16日
富士通株式会社

千葉市でブロックチェーン技術を活用した地域スタンプラリーの実証実験を開始

地域の自治体や金融機関と連携し、地方創生を推進

当社は、地方創生の実現に向けて、取組みを推進する千葉県千葉市(市長:熊谷 俊人、以下、千葉市)の後援、株式会社千葉銀行(頭取:佐久間 英利、以下、千葉銀行)の協賛をうけ、ブロックチェーン技術(注1)を活用した地域スタンプラリーの実証実験を、2017年3月20日より千葉市中央区の千葉銀座通りを中心に実施します。

地域スタンプラリーは、地域の金融機関・地場企業や自治体と連携し、その地域に縁のあるアニメ・スポーツ・観光地・グルメなどのコンテンツを活用することで、地域に人を誘致します。

当社は、スタンプラリーのサービスを通じて、参加者の行動データを収集・蓄積し、分析します。分析したデータは個人を特定できないように加工した状態で地域の金融機関・地場企業や自治体に提供していきます。データを活用することで、新商品の開発・マーケティングや、地方創生に活用できる地域の周遊経路の最適化などが期待できます。また、スタンプラリーにブロックチェーン技術を活用することで、履歴の変更が事実上困難になり、過去のすべての取引履歴が残り続けるという透明性と信頼性の高さを実現し、コンテンツ利用料の精算管理、スタンプの発行管理、参加者の動線把握などが行えます。

当社は今後、日本全国の各地域で様々なコンテンツを活用した地域スタンプラリーを実施し、地域の金融機関や自治体と共に地方創生に積極的に取組んでいきます。

背景

少子高齢化に伴う人口減少や、都心部への人口流出が年々増加している中、政府は日本全体の活力を高めることを目的に、内閣府特命担当大臣(地方創生担当)を中心に様々な施策を検討しています。一方、地域の企業や自治体も独自に地方創生の取組みを積極的に推進しています。

そのような中、当社は、様々な業種ノウハウとICTを融合させ、より効率的・効果的に地方創生を推進するため、最新技術であるブロックチェーン技術を取り入れた地域スタンプラリーを実施します。

図1.地域スタンプラリーの全体イメージ
図1.地域スタンプラリーの全体イメージ

地域スタンプラリーの概要

2017年3月20日(月曜日)より3ヶ月程度、千葉県が舞台であり、アジア圏から人気があるライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(通称、俺ガイル)(注2)(著:渡 航、イラスト:ぽんかん⑧、株式会社小学館発行)とコラボレーションしたスタンプラリーを、千葉県千葉市中央区の千葉銀座通りを中心に実施します。

作品の世界観を引き出し、スタンプを貯めるだけではなく体験型の要素を盛込んだイベントを行います。

企画  :  富士通株式会社
後援  :  千葉市
協賛  :  株式会社千葉銀行
協力  :  株式会社千葉都市モノレール
技術支援  :  カレンシーポート株式会社、株式会社ヤマップ

本イベントを推進するにあたり、千葉銀行とはベンチャー企業と金融機関のマッチングの場である「Financial Innovation For Japan」(以下、FIFJ)(注3)を通じて連携し、カレンシーポート株式会社(代表取締役 CEO:杉井 靖典)、株式会社ヤマップ(代表取締役:春山 慶彦)とは「MetaArcベンチャープログラム」を活用し、技術支援を受けています。

また、スタンプラリーのWebアプリケーションの構築などは、富士通内の新ビジネス企画支援プログラムである「金融サービスリーンスタートアップ企画プログラム」を活用しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 ブロックチェーン技術:
ネットワークに接続された複数のコンピュータが取引記録などを共有し、相互に認証する仕組み。 特定の管理者がいないため、改ざんや攻撃に強い。
注2 俺ガイル:
千葉県千葉市周辺の実在する街を舞台とした主人公の男子高校生を中心に展開する学園ストーリー。作中にも千葉に関連する事物が多数登場する。
注3 FIFJ:
国内の金融機関と国内外のFintech企業が集い、消費者・企業向け金融サービスのオープンイノベーションを加速することを目的として富士通が設立した、Fintechの潮流や各企業の活動情報を共有するコンソーシアム。参加企業数【金融機関:135社】、【Fintech企業:139社】(2017年3月1日時点)

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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