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PRESS RELEASE (サービス)

2017年2月8日
富士通株式会社

アプリケーションフレームワーク「INTARFRM」を機能強化

設計情報の拡充とテスト自動化によりスムーズなWebアプリケーション開発を実現

当社は、お客様のシステム開発を支えるアプリケーションフレームワーク(注1)、「FUJITSU Software INTARFRM(インターファーム)」(以下、「INTARFRM」)のProfessional Edition(ライフサイクル重視型)を強化し、「INTARFRM Professional Edition V16(プロフェッショナル エディション ブイ16)」として、2月7日から販売を開始しました。

「INTARFRM」は、ソフトウェアの設計、開発、運用、保守にいたるライフサイクル全般にわたって開発資産を管理できるアプリケーションフレームワークです。今回、Webアプリケーション開発の効率化が可能な、一般に流通するCI(注2)ツールとの連携を容易にするCI支援機能を搭載したことにより、従来手作業で実行していたWebアプリケーションのビルド(実行可能ファイル作成)、デプロイ(利用可能状態の作成)、テスト(画面上の動作・見え方のテスト)を自動化することができます。これにより、開発中のアプリケーションに対し、テストを自動的に繰り返すことで早期に不具合を発見し、品質向上や納期短縮を実現します。

お客様は、本製品により、Webアプリケーションの設計から保守までの作業を従来より効率的に行うことができ、サービスの早期スタートを実現します。

[関連リンク] 「INTARFRM」紹介サイト

背景

Webアプリケーション開発では、お客様のサービスの早期スタートに向けた開発期間の短縮へのニーズや、PCやスマートフォンなどの各種デバイスへの対応、システム構成の複雑化によるテスト工数の増大など、多くの課題があります。これらの課題に対応するため、アプリケーション開発時のビルド、デプロイ、テストを自動化し、開発サイクルを素早くまわすことで早期に不具合を発見し、手戻りを少なくするCI手法が注目されています。これらのビルド、デプロイ、テストを自動化するCIツールはいくつか存在しますが、CIツールを動かすための準備が煩雑なため、CIツールの導入は容易ではありませんでした。

今回、3つの製品から構成される「INTARFRM」のうち、各種CIツールの連携を容易に行う機能を追加した「INTARFRM Professional Edition V16」を提供し、お客様の開発期間の短縮と品質向上の実現を支援します。

「INTARFRM Professional Edition V16」の特長

  1. CIツールを容易に使えるCI支援機能を提供

    各種CIツールの設定、実行のスケジューリング、実行および実行結果確認を管理できるCI支援機能を提供します。これにより、例えば、CIツールで必要な自動テストのテストスクリプト(注3)は、リポジトリ(注4)の設計情報を参照しながら画面で容易に作成でき、設計情報を元にした自動テストを実行することができます。お客様は、テストスクリプトを記述するようなCIツールを扱うためのスキルがなくとも容易にCIツールを活用でき、Webアプリケーションの設計からテストまでをシームレスに進めることができます。

    図.「INTARFRM Professional Edition V16」の機能概要
    図.「INTARFRM Professional Edition V16」の機能概要
    拡大イメージ

  2. リポジトリで管理可能な設計情報の拡充

    リポジトリで管理できる設計情報を従来の2倍に拡充しました。今回、画面遷移図や画面レイアウト、テーブル関連図など、今まで対応していなかったビジュアル要素の設計情報を新たに管理できるようになります。これにより、従来リポジトリとは別に管理していたことにより発生していた項目名の不一致などから起こるミスを、リポジトリで一元管理することで減らすことができ、設計品質の向上を実現します。

  3. ブラウザからの設計ツール利用を実現

    設計情報の入力やプログラムを自動生成する設計ツールを、ブラウザから利用できるようにしました。従来は個々のPCに設計ツールをインストールしセットアップする必要がありましたが、本製品より、ブラウザさえあればどこでも設計ツールが利用可能になります。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期
「FUJITSU Software INTARFRM Professional
Edition V16」製品分類
販売価格(税別) ライセンス単位 出荷時期
設計支援機能 10万円から(注) ユーザー 2017年2月7日から
開発支援機能 10万円 開発PC
実行機能 30万円から プロセッサ

(注)CI支援機能を付加した価格は15万円(税別)。

「INTARFRM」製品体系

「INTARFRM」製品体系
製品名 分類
「FUJITSU Software INTARFRM Enterprise Edition」 ライフサイクル重視型(フロントエンド、バックエンド分離型)
「FUJITSU Software INTARFRM Professional Edition」 ライフサイクル重視型(フロントエンド、バックエンド一体型)
「FUJITSU Software INTARFRM Rapid Edition」 機動力重視型

販売目標

2019年度末までに売上3億円(当社の決算期は3月末日です。)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 アプリケーションフレームワーク:
アプリケーション開発において、開発量の削減と標準化のために用いる。狭義のアプリケーションフレームワークは、アプリケーション開発に使用されるクラスやライブラリの集まり。広義のアプリケーションフレームワークは、アプリケーションの制御構造、アプリケーション開発の方法論やドキュメンテーション、作業体系や開発ツールなどを含むことが多い。「INTARFRM」は広義のアプリケーションフレームワークの分類に属する。
注2 CI:
Continuous Integrationの略。継続的インテグレーションと訳されることが多い。プログラマーのアプリケーション作成時に、ビルド・デプロイ・テストを何度も繰り返すことで、不具合などを早期に発見し、品質改善や納期短縮を実現する手法。
注3 テストスクリプト:
テスト手順を記述するプログラム。
注4 リポジトリ:
開発資産であるシステムやアプリケーションの情報をまとめて保管するデータベース。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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