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PRESS RELEASE (サービス)

2016年11月8日
富士通株式会社

仮想デスクトップサービス「V-DaaS」を富士通シンガポールデータセンターから販売開始

日本の最先端データセンターと同等の環境から、安心・安全なサービス提供を実現

当社は、仮想デスクトップ基盤の導入から運用までをクラウドサービスとして提供する「FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス V-DaaS(ヴイダース、以下、V-DaaS)」の環境を、富士通シンガポールデータセンターにも構築し、本日より販売を開始します。

従来、「V-DaaS」は日本国内のデータセンターからのみ提供していましたが、シンガポールのデータセンターからも提供することにより、シンガポールを中心としたアジア地域の現地企業や、同地域に事業展開している日系企業のお客様も、当社の日本国内の最先端データセンターと同等のセキュリティレベル、堅牢性(ティア3相当)(注1)を備えたデータセンターから提供される仮想デスクトップサービスを利用可能になります。

また、すでに日本国内で「V-DaaS」を利用しているお客様は、災害発生時のDRサイト(注2)として利用することで、事業継続対策の強化を図ることができます。

当社は、2015年度から国内グループ会社の従業員8万人に向け、仮想デスクトップ基盤を段階的に導入し、情報漏洩対策を強化しています。その社内実践で得た知見やノウハウを基に、今後も仮想デスクトップソリューションの継続的な機能強化と品質向上を図っていきます。

背景

「V-DaaS」は、2014年10月より当社の館林データセンター(群馬県館林市)から提供を開始した仮想デスクトップサービスです。2016年3月には明石データセンター(兵庫県明石市)からも提供しているため、日本国内の東西2拠点による災害発生時の事業継続対策も可能です。

シンガポールは、タイやマレーシア、ベトナムなどの日系企業が多数進出している地域とも近接しており、また、欧米をはじめとした他の地域の企業においても、アジア地域での事業展開における重要拠点として位置づけられているため、高品質なデータセンターや仮想デスクトップサービスに対するニーズが高まっています。それらのニーズに対応していくため、このたび、当社は富士通シンガポールデータセンターからも「V-DaaS」を提供できる環境を整えました。

富士通シンガポールデータセンターから提供される「V-DaaS」の概要

「V-DaaS」は、クライアント仮想化ソフトウェアに「VMware Horizon DaaS」を採用した仮想デスクトップ基盤を当社データセンターに構築し、ネットワークを介してお客様に提供するクラウドサービスです。このたび、当社は2015年3月に開設した富士通シンガポールデータセンターに「V-DaaS」のサービス基盤を構築し、シンガポールをはじめとするアジア地域の現地企業や、同地域に事業を展開する日系企業のお客様に向け、「V-DaaS」の提供を開始します。

シンガポールは地震や津波のリスクが低く、お客様のICT資産を預かるデータセンターの立地環境として優れています。また、「V-DaaS」を提供する富士通シンガポールデータセンターは、館林データセンターや明石データセンターをはじめとする当社の日本国内の最先端データセンターと同等のセキュリティレベル、堅牢性を持っています。そのため、お客様は安心・安全で高品質な仮想デスクトップサービスを、シンガポールからも利用することが可能になります。また、すでに日本国内で「V-DaaS」を利用中のお客様においても、災害発生時の事業継続を実現するDRサイトとして利用することができます。

VMware, Inc. Service Provider Channel, Vice President, Geoff Waters氏のコメント

VMwareは「FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス V-DaaS」のシンガポール展開を歓迎します。「VMware Horizon DaaS」をベースとした本サービスが日本市場で普及したのと同様に、ASEAN市場においても企業ユーザーがコスト効率とセキュリティを両立させた仮想デスクトップサービスの導入を進め、デジタルトランスフォーメーションを加速させることを確信しています。富士通は「VMware vCloud Air Network」における重要なパートナーです。引き続き当社ビジョンである“Any Cloud, Any Application, Any Device”の実現に向けた協業を進めていきます。

販売価格、および提供開始時期

販売価格、および提供開始時期
サービス名 販売価格(税別) 販売開始(注3 提供開始時期(注3
「FUJITSU Managed Infrastructure Service
 仮想デスクトップサービス V-DaaS」 基本サービス
・初期費用 20万円より
・月額 10万2,000円より
 (仮想PC20台)
2016年11月8日 2016年12月1日

販売目標

日本と海外を合わせて、2018年度末までに売上20億円

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 ティア3:
ティアは、データセンターの品質を付帯設備の冗長性などにより評価・格付けするJDCCファシリティスタンダード(日本データセンター協会制定)の基準。ティア1からティア4まで4段階の評価レベルがあり、数値が大きいものほど品質が高いことを表す。
注2 DR(Disaster Recovery)サイト:
災害などでシステム拠点での業務の続行が不可能になった際に、緊急の代替拠点として使用する施設や設備のこと。
注3 販売開始、提供開始時期:
富士通シンガポールデータセンターから提供する「V-DaaS」の販売開始、および提供開始時期。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン(総合窓口)
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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