PRESS RELEASE (サービス)
2016年10月12日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社
りそな銀行様と海外発行カードに対応したATMサービスを共同で提供
金融機関の運用負担を軽減するオールインワンサービス
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下、富士通)と、富士通フロンテック株式会社(本社:東京都稲城市、代表取締役社長:下島文明、以下、富士通フロンテック)は、株式会社りそな銀行様(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:東和浩)と共同で、海外発行カード取引が可能なATM、それらに関する運用(警備・警送、コールセンター業務)、加盟店契約会社対応(PCIDSS認証(注1)取得、維持含む)を組み合わせた、海外発行カードに対応したATMサービス(以下、本サービス)を開発し、2016年11月より提供を開始します。
本サービスは、海外発行カード専用サービスと、海外発行カードと国内発行カードの両方に対応したサービスの2種類となっており、ATM利用者のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
これにより、増加する訪日外国人の利便性向上のため、海外発行カードに対応したATMの設置を進めている金融機関の業務負担やコスト負担の軽減に貢献します。
背景
今後ますます増加が見込まれる訪日外国人の利便性向上のため、海外で発行されたクレジットカードなどに対応したATMのニーズが高まっています。しかし、金融機関が独自で海外発行カードに対応したATMを導入するには、加盟店契約会社との調整やPCIDSS認証取得、維持といった業務負担や、システム構築・運用にかかるコスト負担が課題となっています。このような課題を捉え、りそな銀行様と共同で、金融機関の負担軽減を実現する海外発行カードに対応したATMサービスを開発しました。
本サービスの特長
- スモールスタートが可能
ATM1台からサービスを利用できるため、海外発行カード利用が少数の場合、自行ATM を海外発行カードに対応させる場合と比較して投資コストが抑えられます。
- オールインワンサービスによる金融機関の負担軽減
海外発行カード対応で特に業務負担となる、加盟店契約会社との調整やPCIDSS認証取得、維持を、りそな銀行様および富士通グループが行うため、導入金融機関側での業務負荷を軽減します。
また、ATMの運用(警備・警送、コールセンター業務)においても、りそな銀行様の委託を受けた富士通グループが実施するため、本サービスにかかる金融機関の運用負荷を軽減します。
本サービスのシステム概要
海外発行カード取引は、富士通のデータセンター内に構築した海外カードゲートウェイシステムを利用し、国内取引については、りそな銀行様の国内ATM取引ゲートウェイシステムを利用します。
図. 海外発行カードに対応したATMサービスのシステム概要
拡大イメージ
本サービスの取扱ブランドおよび提供時期
取扱 ブランド |
2016年 11月14日 以降 |
台湾金融カード ※株式会社北海道銀行様と共同で実現。コンビニATMとしては初となります。 中国銀聯 JCB |
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2017年 5月下旬 |
上記ブランドに加え、以下のブランドが取扱可能となります。 Visa MasterCard DISCOVER |
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サービス内容 | 海外金融機関発行カードによる「お引出し(日本円)」、「残高照会」 ※画面表示言語:日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語 |
今後の展開
本システムは、2016年11月より、以下の設置先を中心に展開を予定しています。
- コンビニエンスストア店内に設置する、りそな銀行様が幹事行として運営する「バンクタイムATM」など
- 訪日外国人観光客の多いエリアのりそな銀行様営業店、出張所など
- 地域金融機関の営業店、出張所など
りそな銀行様と連携し、各地域の金融機関に本サービスを展開していきます。2016年12月に岩手銀行様と共同で、岩手県内有数のリゾート地であり訪日外国人の多い「安比高原」に設置を予定しています。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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